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2004年11月28日

イラク意見広告の会

○ここ何日かしてきたこと

てじょん:盲学校で二胡を弾いて楽しんでもらう。友人の交遊亭楽笑さん(手話落語の人)と一緒に活動。みんなに手話を知ってもらう。「盲学校のみなさんの手話の覚えが速くて感動した。」との感想。

管理人:ハレルヤウォーカーソン参加。大阪の弟子教会~大阪城までの往復を歩いて、寄付を募る活動。募金は、新潟、兵庫県の災害義援金として送られる。秋の素晴らしい天気にハレルヤ!だった。

ピアノクラフトワーク:トーキングドラムワークショップ。毎日文化センターで一日ワークショップ。太鼓をとあして、自己表現を・・・。本物の皮をつかったトーキングドラムは3日後の皮の張り具合が楽しみ。

毎日、何らかの社会との接点をもって生きてきた。そんな今日、ブログめぐりでたどり着いた場所とは?

イラク意見広告の会だった。
何故ブログめぐりをするのか。もっぱら「平和」を追い求めて・・・どうすれば、実際に平和のための動きを一人の人間としてできるのか?捜し求めて、いろんな人をめぐる。そして、今日見つけたひとつの活動。

イラクの自衛隊派兵打ち切りをもとめる意見広告を毎日新聞に出す」という活動だ。意見広告のための募金を行っており、募金をした人の名前が新聞に載る。

ただし、12月2日の毎日新聞なので、本体のHPでは29日までに募金の入金確認が出来た人となっているが、tamyさんのブログ(トラックバックさせていただきました。)には、本日28日中にメールを送れば、あとで募金を送金しても名前は載るということだ。

自衛隊派兵にNO!と意思表示したいひとは、行動できるチャンスと見た。
わたしも、本日メールを送った。
日本にイラクの少年が再来日している、あのイラクで亡くなった橋田さんの遺志で治療にきているが、ファルージャでは、今も民間人が殺されつづけている。

一人の少年の命。重い。傷つき、国に帰っても、また死の危険にさらされる。そんな、国にしているのは誰か?アメリカ攻撃を支持しているのはどこの国か?自衛隊は、その仲間なのだというとことを思うと、わたしの心が痛い。

人道支援はほかの方法ですればよい、アメリカと傀儡政権のアラウィ政権に要望されても、自衛隊は、そっち向いていてはいけないんだとつくづく思う。

NO!誰と共にいきるか考えていきたい。

投稿者 pianocraft : 23:08 | コメント (2) | トラックバック

2004年11月25日

ブログめぐり

体調をくづしていた。そうでなくとも、滞りがちのブログ日記である。前回の、ブルース映画でのもりあがりから、あと1本「ロードトゥメンフィス」もやっと見た。これで、第1シリーズは制覇した。

来年の第2段を待つのみ。

ブルースの世界は、アメリカの歴史そのもので、綿畑で働き、ブルースを演って、公民権運動が有り、白人の若者にみいだされ、ブームになる。その後は、R&B、HIPHOPへと黒人音楽は姿を変えて、世界に浸透していくこととなるが・・・・

アメリカの古い歴史を見つつ、たかだか100年のこの動きをおどろく。しかも、今アメリカは戦時だ。

体調を崩すと、書く気力がないかわり、ブログめぐりを沢山した。
とくに、イラク関係、平和問題関係を動くと、チェーンのようにつながって、ずるずるとみるところが多くなる。自分の考えが、右翼的であろうが、左翼的であろうがそんなことは、知ったことではないが、自分のものであるには違いない。

こうして、いろんなブログで語りかける、思慮深い人々に敬服する。
時間がいくらあっても、興味は尽きず、書くまえに疲れる。そんな日々であった。かつて、個人がこんなに意見表明をしたことはなかっただろう。ネットという果てしない海で。おぼれそうになりながらね。

投稿者 pianocraft : 23:41 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月16日

ついに来る!The Blues Movie Project

soul of man.jpg
SOUL OF A MAN
大阪にやっとThe Blues Movie Projectの映画がやってきた。梅田ガ-デンシネマで昨日、2本を見てきた。

以前の日記BLUES PIANOでクリントイーストウッド監督の「Piano Blues]のことを書いたが(この作品だけ、監督の意向で映画の一般上映はされない)、友人からWOWOWの放送の録画を譲り受けたものだった。もう1本、「Red White & Blues」も同じく入手済みで、今回、映画も公開となっているが、既知なので、これははずす予定。

今回観た2本は、「Feel Like Going Home 」マーチンスコセッシ監督作品と「Soul Of Man」ヴィムヴェンダース監督作品だった。

ガーデンシネマでは、一日に違う作品を順繰で上映しているので、続けてみても違う作品が見れる。

どちらの映画も音がガンガン入ってくるので、幸せだった~
「Feel Like Going Home 」は、ブルースの起源への旅で、西アフリカに、アメリカでブルースという音楽になった、アフリカ音楽の要素などを追っている。アメリカへ奴隷として連れてこられた人たちは、彼らの音楽の重要な要素である「太鼓」を禁じられる。白人社会が黒人の反乱をおそれて行ったことなのだろうが、だが、ギターをつかって、サンハウスが使う奏法で、弦をたたきつけるようなものがあるが、そういう形でリズムを残したのではないか・・・という考察だったと思う。

また、この映画に登場する、笛をふくブルースマン、オサ・ターナーは、ドラムとともに独特の音楽を作り上げた。ブルースというより、アフリカのメロディーやリズムをかなり、再現したものなのではないだろうか?

アメリカは、アフリカ人から色んなものを奪った。アメリカにつれてこられて・・・。でも、彼らの文化は奪えなかった。白人は新しく、キリスト教を彼らに教えたが(これも奴隷の生活の不満から反乱されるのを恐れて、白人が信仰をすすめて、統治しやすくしたことが始まり)この違う宗教の中にも自分達のアイデンティティーを示す音楽を生み出していった。

ブルースとゴスペル。ブルースのなかにもゴスペルはあった。彼らはつねに神とともにあった。

「Soul of man」これは、3人のブルースマンにスポットをあてた、作品。
ブラインド・ウィリージョンソン、スキップ・ジェイムス、JBルノアーの3人。
そして、現代のミュージシャンがこの3人の曲を再現している。

それぞれの人生をたどり、影響をたどる。わたしの愛するボニーレイットも登場する(喜!)
いろんなミュージシャンがでてくるのが、楽しいがボニーはやっぱりウマイ!と思う。
スライドギターを弾かせても抜群だが、歌も彼女のものにしていて味となる。年を重ねていいおばさんになっていて、ますますいい感じだ。

初期のブルースマンは、1930年代にその存在を知られ、初めて録音された。でも、当地のアメリカではなく、イギリスのミュージシャンに注目されたことから、アメリカでも再評価され、発掘のような形で、貧しく、どこかで皿洗いしていたり、病気で入院しているところを見つけられ、ニューポートJAZZフェスティバルなどで、注目されることとなる。

でも、やはり、彼は貧しく、奴隷時代から、公民権運動の時代を生き、音楽で生活のお金を得ることがほとんどないまま、1960年代になくなっている。そういう人生を映画では追っていた。

でも、音楽はめしを食うためのものではなく、なくてはならないものなのだ。ということを、あらためて知らされた。それが、生きるために必要だから。
ブルースなしでは生きられない。生活のあらゆることがブルースに歌われ、歌うことで癒された。

そう。音楽なしでは生きられないさ!

あと1本は、後日見ます。
来年には、「GODFATHER AND SON]
また、ライブコンサートの映画もやってきますよ~

b'Rock 'N' Roll Animal Reviewさんからトラックバックしていただきました。有難うございます。
Bonnie Raittのアルバムをプレビューしておられます。

ボニ-レイット好きとして、捕捉をしておくと、最近ではレイチャールスの遺作となった「Genius Loves Company 」で、一曲共演している。

わたしの友人にもボニー好きは多く、なんせデビューからのファンなので、思い入れがあるレコードも多い。(その頃はレコード)わたしのベストは73年の「Tikin' my time」。デビュー作の「Give it up]も捨てがたい。若くてざらついたハスキーな声が、今の円熟した歌声と一味ちがってまた良い。

ボニーの公式サイト(英語)は、こちら非公式サイトも歌詞、コード譜のページがあったりして、演奏する人には便利かもしれない。

投稿者 pianocraft : 23:01 | コメント (2) | トラックバック

2004年11月10日

ファルージャ再び

世界のいろんなところで、そしてインターネット上で。ファルージャへの米軍、イラク軍の攻撃のことが、かかれている。

めぐっていくだけでも、果てしなく、ぐるぐる目が廻るほどだ。

ファルージャは、日本人の人質3人の拘束された舞台となったところでもあった。そのときから、何度、大規模な爆撃が繰り返されただろうか?

「奪われるファルージャ」と言う記事が投稿されている。ファルージャを見捨てるな。この言葉は、自衛隊を派兵している日本も加担していることから、他人事ではない。

「沈黙していれば、次はあなたの町が破壊されるであろう。」

12月14日の自衛隊派兵期限。日本は攻撃されないから、される側の事は感じられないのか?
ヒロシマ・ナガサキを知っていてもなお、イラクの地へ人を送るのか。復興支援といいながら、ブッシュ政権に賛同した小泉首相。戦いにエールを送ってる国。

もうイラクでは10万人もの人が殺害されたと言われる。

イラク関係の記事ふたつ

Falluja, April 2004 - the book のサイト益岡賢さんのbloghttp://teanotwar.blogtribe.org/category-c56e4f6734fc74edd84e74c48f8fdcc9.html

平和はお好きですか?のサイト
http://ken-nye.seesaa.net/article/1005023.html#comment

まだ、まだ終わらない。こころ痛い日々

投稿者 pianocraft : 19:12 | コメント (0) | トラックバック

2004年11月02日

ブッシュ大統領の支持基盤

ふとみたニュースショー。2つとも、同じチャンネルだからか・・・アメリカ大統領選のブッシュの支持基盤が、キリスト教徒であるという内容。

それは、おそらく正しいことと思う。ただ、すべてのクリスチャンがブッシュ支持にまわっているとは考えたくないが・・・反ブッシュの旗印、マイケルムーアだって、カトリックのクリスチャンだ。

今回は、カトリック教会はブッシュ支持という事らしい。全米でどうなのかは?だが。その理由は、同性愛と中絶に反対しているから。中絶に反対して、戦争での人殺しは支持するのか?とのニュースキャスターのぼやきも同感。

キリスト教右派、ファンダメンタリストというのはブッシュの教派である、南部バプティスト系の人々だけかと思ったが、福音派が支持者であると今日のニュース23では言っていた。
このキリスト教の教派についは、詳しい本とサイトがある。
それは、「くりほん キリスト教派の森」というサイトで、このサイトは八木谷涼子さんという人のサイトで、彼女はキリスト教についての研究を行っており、わたしも「キリスト教大研究」というのを読ませてもらった。

このサイトでは、教派の比較表が有り、儀式の様式や考え方の違いをカトリック、プロテスタントの両方に関して書いてあり興味深い。

そもそも、キリスト教については、ゴスペルを歌うことになってから学び始めた。正当的に、聖書も学んだが、全体像がつかめないので、こういう本も読んだりした。

何かがわかったつもりでもないのだが、今回、ブッシュのことで取材されているアメリカの大教会で、多くの人が手をさし上げ、祈り、歌う姿を見ると、あ~ちょっとかんべんしてほしい・・・・と思うわけで。信仰が政治と密接になる。これはありがちかもしれないが、間違わないで欲しい。

私個人としては。どうしても集団主義にはなじめない。なのに、ゴスペルかよ・・・といわれたら返す言葉がないのだが、声のパワーと黒人のアメリカでの迫害の中でうまれた宗教があったからこそ強く、結び付けられた生きる力をこのブラックゴスペルに感じるから、歌いたいと思ったわけで・・・。日本人が歌うというのは、やはり大きく意味の違ったものになると思う。

だが、信仰やキリスト教にたいする思いが熱いほど、この歌声は力強くなるということを、やっていて知ることとなる。すると、わたしが入れるのはその入り口だけだ。今日観た映像に引いてしまうわたしは、その入り口にさえ立てないと言う気もする。そう、ゴスペルのいいとこどりした、癒しとパワーだけを得ようとね。

それでいいじゃない。という人もある。それはダメと言う人もある。でも、両方あっていい。

ともかく、アメリカが一色になってはいないことを信じる。かつて、日本が戦争に走ったようにこの日本も一色なって一丸になって、9条をなくしてしまわないように。祈る。この「祈り」は一人の人間としての祈りである。誰かに対してのみ向いているのではなく。

投稿者 pianocraft : 00:30 | コメント (0) | トラックバック