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2007年04月 アーカイブ

2007年04月01日

土鍋でごはん

donabe1.jpg donabe2.jpg

いっとき「土鍋ごはん」がはやっていたが、その時は気になりつつも手を出さなかった。
ご飯を鍋で炊くのは、海外に旅行のとき(安い旅のため自炊)くらいだったけれど、今年に入って初めころホームセンターで安売りされてる、ご飯炊き用の土鍋を見つけた。それが、写真のもの3合まで炊ける小さ目のもの。980円なり。

家は、あまりご飯を食べない人が多かったのだが、これに変えてから「ご飯がかなり主役」の食事に代わっていった。精米から自分ですると、格段においしいと、TVで山瀬まみが言っていたけど、ごはんってこんなに魅力的だったんだと再発見したのが嬉しかった。

忙しい夕方でも、15分で炊ける。ホントに忙しくて、米を磨いで、水につける時間があまりなくてもいい感じにいける。

いまさら、毎日のあたりまえのことなのだけれど、我が家に定着したこの形を書いてみようと思った。

今日も町に選挙カーが走り回っていた、仕事であちこちを走っていても同じ。

ご飯のことと政治は関係ないって?
平和を表現するのも主張するのも難しいけど、おいしいご飯がずーっと食べられること、好きなやり方で生きていける自由、そんな当たり前の日常がとても重要と思う。

若い人も、年上の人たちも、美味しいご飯が食べられる生活ができるように、国政だけでなく、地方政治もちゃんと見据えないとね。

2007年04月11日

やっと自分のために文章を書く。

事務仕事で忙しくしていた、毎日毎日、実はまだ終わっていないのだけど。
新年度になって、いらん役がまたあたってしまい、その引継ぎと実務が始まりゲンナリしていたところだ。主にパソコンキーをずっとたたいていたのだが、データやら、事務文書やら、アンケート集計やらと心は文字にのっかってない。ので、エントリーも書く気がうせていたのだった。

そうそう、日曜に選挙もあった。東京をみていて本当にがっかりしたのだが・・・。相方など、勝利した石原知事が映るたびに、TVのチャンネルをかえていたら、子供に「現実はかわらん」といわれてしまっていた。なまいきなやつめ。

本当に、このまま「日本国憲法改悪」の汚点を残さないように、踏ん張らなければならないところだが、どうなんだ。と自分につっこんでみる。

桜もいっぺんに開き、舞い散っている。前にも書いたけど、狂気の花のように感じる桜。桜に罪はないけれど黒い枝に直接花がついている。花が終わってようやく葉が見えるけれど、「木の花」だ。草花のように緑色の茎や葉にささえられていない、唐突な花に、あのまぶしい薄ピンクに、どうもなじめない。

車で通り過ぎる道すがら、見事に花をみせつける桜。見るたび「あ~狂い咲いてる」と思い、この日本の政治とダブって嫌な気分を思い出す。
ちょっと、沈み気味だな。たぶん、嫌な仕事をしてるせいだ。事務処理ができても、好きな人っているのかね?

音のでる鍵盤も触ってないのだ。仕事以外では。明日から、変わろっと!

2007年04月12日

国民投票法案 自民案強行採決

醜い、強行採決の映像を見た。やれやれと、思うけれど、ニュースショーはまず、松坂から始まり、何かから目をそらしたいかのようだ。

確かに、楽しい話と醜い話のどちらが人の関心を買うかといえば、楽しい話に違いない。けれど、それでいいのか?

国民投票法案 自民案
福井新聞のウエブ版より、長いけれど引用します。

国民投票法案要旨 衆院特別委で可決 4月12日午後8時06分 衆院憲法調査特別委員会で12日可決した国民投票法案、国会法改正案の要旨は次の通り。

 ▽国民投票法案

 【国民投票の対象】

 一、憲法改正に限定。

 二、一般的国民投票のうち、憲法改正を要する問題などの国民投票制度は中長期的な検討課題とする。(付則で規定)

 【投票期日】国会の発議後60日から180日以内で国会の議決した期日。

 【投票権者の年齢】

 一、18歳以上。

 二、施行までに18歳以上20歳未満が国政選挙に参加できるようにするなど公選法、民法など関連法令の規定に必要な法制上の措置を講じる。それまでは国民投票の投票権を有するのは20歳以上の者とする。(付則で規定)

 【投票用紙への賛否の記載方法と「過半数」の意義】

 一、あらかじめ投票用紙に記された「賛成」「反対」の文字を〇で囲む。「賛成」を二重線などで消したのは「反対」として有効。

 二、白票等は「無効」とし「投票総数」に算入しない。「賛成」が投票総数の2分の1を超えた場合は憲法改正を国民が承認したものとする。

 【国民投票運動が禁止される特定公務員】

 中央選挙管理会の委員や従事する総務省職員ら。裁判官、検察官、警察官らは禁止しない。

 【公務員等の国民投票運動】

 一、公務員や教育者がその地位の影響力、便益を利用して国民投票運動をすることはできない。ただし、違反した場合の罰則は設けない。

 二、公務員の政治的行為の制限に関する国家公務員法などの規定に必要な法制上の措置を講じる。(付則で規定)

 【国民投票の周知】

 一、国民投票公報は客観的、中立的で分かりやすい説明にする。

 二、テレビや新聞等での無料公報枠では改憲案の内容について客観的、中立的な公報枠を設ける。賛成意見、反対意見を公平かつ平等に扱う。

 【国民投票放送】

 一般放送事業者等は、国民投票に関する放送について放送法の「政治的公平」などの趣旨に留意する。テレビ等の有料意見広告(スポットCM)は投票期日前2週間は禁止。

 【施行期日と施行までの国会法適用特例】

 一、国民投票本体の施行期日は公布の日から3年を経過した日とする。(付則で規定)

 二、施行までの間、憲法調査会は「調査」に専念し、改憲原案の提出、審査は行わない。(付則で規定)

 ▽国会法改正案

 【憲法改正案の発議】

 一、議員の改憲案発議には衆院で議員100人以上、参院で50人以上の賛成が必要。

 二、改憲案は、内容で関連する事項ごとに個別に発議。

 【憲法審査会の設置】

 日本国憲法などについて調査し、改憲案などを審査するため、両院に憲法審査会を設置。

 問題点になどについては、情報流通促進計画byヤメ記者弁護士 さんのブログに詳しい。

最低投票率の不明記
公務員の運動禁止

それだけでない。我が家にもいる18歳がいきなり成人並みに権利を持つ。彼らも含め、私たち大人も
真剣な取り組みが必要だ。
地方でおこなわれてきた住民投票は、地方自治のレベルで、みなそれに関わる人たちが真剣に問題を受け止め、考え、学習を重ねて取り組んだ。国政のレベルで本当に、国民がそのような充分な議論ができるのだろうか?

暴走列車にのりたくはない。

2007年04月13日

映画と講演会

MLに、毎日数多くの情報が届けられる。ちょっと気にかかるものを、忘れないために転記しておきたい。それぞれ案内が長いので見出しだけかいて追記に詳細を書きました。

1、伊藤千尋氏講演会(5/12・日・大阪)のご案内
「もっと素敵な世界にしよう!
ひとりひとりの「市民力」が世界を変える~ジャーナリストがみる戦争と憲法
主 催:DAYS JAPAN関西サポーターズクラブ

2、【ピースムービーメント No.34】
 『戦争をしない国 日本』京都上映会
 http://filmkenpo.net
『戦争をしない国 日本』
ドキュメンタリー映画『シリーズ 憲法と共に歩む』第一篇
(2006年/日本語/カラー/スタンダード/90分)

3、春の連続映画上映会~日本軍「慰安婦」問題入門編

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2007年04月19日

音をさがす

udu.jpgウドゥドラム

昨日は、久しぶりに三線のサークルへ顔を出した。工工四(くんくんしー・・三線の数字譜)を追いかけて弾くのは何とか、ぼちぼちやったが、歌と一緒に弾くには民謡のメロディが入っていないとだめなわけでなかなかだったけれど、一緒にみんなで弾くと楽しかった。

三線といえば、ナミイねたも尽きず、ナミイのMLにも入っている。超レアな、ナミイがじきじきにカセットテープに入れてくれた歌三味線を予約中。歌詞カードも直筆!ナミイとハワイの旅も企画されているらしくこころが動く。

写真に乗っけているのは、ウドゥドラム。アフリカの太鼓なのだけれど、焼き物の壷の横っ腹に穴があいていて、そこと、上の穴をふさいだり開いたりして、音色を変える。これは、買ったもの。
家にとどいてから、居間にころがしてあり、手が空いたときにたたいて遊んだりしている。

けっこう実物は大きくて、高さが30cm近くある。初めて見たときは、「はくしょん大魔王の壷」みたいだなと思った。
これは、実は5月5日に京都造形芸術大学の学生さんの企画で、京都の今は使われなくなった登り窯で、焼き物をつかった手作り楽器作りのワークショップをするので参考のために購入した。登り窯のロケーションも魅力なのだけど、楽しい楽器作りができればいいなと思っている。

太鼓などで遊んでいるときは音を探すというより、自分になじむリズムをみつける遊びをしている。家族のいろんな人間がたたいても出てくるリズムは違う。
さっきまで、ピアノの遊び弾きをしていた。和音を適当につなぐとメロディーが生まれる。いくつもつくり、また去っていく音。ひと時もとどまらないのが、音だ。
まとまったもの、テーマのあるものを弾いていないのは、自分が定まった方向の曲を今、もってないからだ。そういう時。とても悩んでいるときだ。音をさがしてる。

本格的に、この曲を、こんな風に弾こう、歌おうと思ってやってないということだ。
こうして、なまけているうちにダメになりそうで、あぶない。もちろん、演奏や音で遊ぶということについてダメになるかも・・・と思ってしまうときがあるということであって、日常の精神状態は実にいいので。

というわけで、つらつらと徒然に書いてしまいました。

2007年04月26日

子供から奪われる「生きる意味」

先日、全国学力テストが43年ぶりに実施された。ふ~ん、それを分析して、何を得ようとしてるのか?
効率的なエリート教育?格差教育?わからない子供はそれなりに、わかるこだけに最先端を教えたいって?

このことが報道されて、それに参加しないという犬山市に興味をもった。
ちょうど、週刊金曜日4/20の記事に「これでも受ける?43年ぶりに復活した全国学力テスト」があり、犬山市の教育委員会の取り組みが紹介されていた。

「豊かな人間関係を育む土壌をなくし、子供同士や学校間、地域間に格差を生み、拡大させる競争原理の導入は犬山の教育理念に合わない」

きっぱり!!である。
犬山では、1997年以来「通いたい学校」を追い求めてきた。それを紹介する本も書いてあった。
「全国学力テスト、参加しません。犬山市教育委員会の選択」 編:犬山市教育委員会 
明石書店 1200円

特徴は、「学びあい」 少人数制。約30人の学級、4~5人の班学習。
勉強面では、友達に教えてもらったからできる。という自信を生み、生活面では誰かが暴力をふるっても
他の子の注意があり、それを受け入れる、子供のこころが育っている。という。

安心、信頼、自信など、競争の緊張感からは得にくいものだろうなと私も感じる。

記事では、犬山の中学校の5教科平均の5段階分布の表が示されていたが、全国の分布に比べて3と4の分布が多い。上と下の子供は少なく、全体的な理解を得ているようだ。日本は、以前フィンランドの教育成果について、興味津々だった。
フィンランドの教育も競争をしない教育といわれていた。

日本の犬山以外の子供たちは、大切にされているのだろうか?

この国でこのまま育った高校生たちは?ブログ「ささやかな思考の足跡」さんから提示されている、高校生の意識調査の結果が、これまたがっかりする。

夢を持てない、意欲の力を感じないその姿。
私は、早くから、そがれた自己肯定感がその根っこにあるように思えてならない。大切にされ、信頼され、人間同士の対話を学んできた犬山の子達は、自信をもって、日本の屈折した状況に元気にでていって、改革してほしいと思ってみたりする。

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