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2009年03月 アーカイブ

2009年03月03日

高槻でもみなさんと楽しく

先日、2月28日には、高槻の赤大路小学校で開催された「早春トーク」に出演させていただいた。
てじょんが、手作りの楽器の紹介などもした。楽器に使われている素材が、例えば太鼓の皮や、二胡の蛇の皮、弓の馬の尻尾など楽器になるまでに、多くの方々の仕事を経て美しい音がでる。手仕事から手仕事に引き継がれていくそのプロセスは素晴らしい。

私は、シンセサイザーを使うので、電気をつながないと鳴らないという、対極の楽器。
そして、歌という人の声を使う音楽をする。

世界のどこの文化も越えて、音楽はありつづけるので、究極の手作り楽器と最新の電子楽器だって、共存できる。

今回は、お年寄りばかりの参加ではなく、学校の先生やPTA方たち、子供たちも来ていただいたので、
ストローの笛を作ってもらったりして一緒に遊んだ。
やっぱり、音楽は参加した方が楽しい。いいものを聞くのもいいけど、できたら歌ったり、踊ったりいろんなことして、参加する方がおもしろいもの。

高槻市人権まちづくり協会の方が、その様子を少し、動画でUPしてくれています。
少しは様子がわかるでしょうか???

http://blog.zaq.ne.jp/jinmati/category/13/

てな感じです。
みなさん、お世話になりました!!!
また、遊びに行かせて下さいね~~~~

2009年03月12日

楽器をつくってました

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自作ボウサリテリ

しばらく、楽器を作るのに試行錯誤してました。外回りもするけど、部屋にこもっている時は、のこぎりとかんなと、ハンマーを持って、弦を巻く方法を模索したりして、だいたい思ったようなものができました。

ボウ(弓で弾く)サリテリーという古い楽器です。止音装置がついていないので、弓で弾くとふわーっと
しばらく音が響きます。アイルランドの民謡などが合いそうな音色でしょうか?
半音がでるので演奏できる範囲は広いです。中国や沖縄民謡も演ってみましょうか。

4月からは、この楽器、よみうり文化センターで作り方を教えます。

楽器というものは、考えてみれば、音の伝達手段から始まったのでしょうね。
人から人へ伝えるのに、歌や音の高さの違いがあり、遠くまで聞こえる歌声の種類で部族がわかったりと。楽器は、だんだん洗練されるけれど、あるところでその発達もやめます。その必要がないから、古い楽器が今も美しい音色で生きつづけるのでしょうか。
人間も良くない意味で進歩がないですが。

そういえば、東京・大阪と空襲があったという記憶を今年はメディアではとりあげてませんね。特集番組なども、詳しく調べたわけではありませんが、見つけられませんでした。平和を求める思いも、目前の経済的な窮状と比べると、順位が下がるというわけなのかな。

とりわけ、TVは、「泣ける」とか「いい話」とかをテーマにした番組が目立つな。私は感性の押し付けは嫌いなので、あまり見ません。感動も商品化。
同じような顔ぶれが語らうのも食傷気味。というわけで。

話がそれてしまったのですが、楽器を作っていく手仕事のプロセスはとても楽しいです。
自分のへたさもわかるけれど、愛着はとてもわきます。


2009年03月18日

「タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド」関西上映

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タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド

気になっていた映画が上映される、2008年アカデミー長編ドキュメンタリー賞に輝いた、酷く、辛い映画。
アフガニスタン人のタクシー運転手が、米軍によってグアンタナモ収容所に突然連行され、拷問をうけ帰らぬ人となった。「テロ」の容疑者とは何だったのか?米軍は一体何をしたのか?
この映画は、劇場公開されない。アムネスティインターナショナルのイベント情報に自主上映のスケジュールが公開されている。

http://www.amnesty.or.jp/modules/piCal/index.php?smode=List&cid=0&num=20&order=start&op=after&caldate=2009-3-18&pos=0

映画の内容についての詳細は、こちらのサイト

http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2122

関西での上映をピックアップしてみた。

3月22日(日)開場13:30開演14:00
会場:奈良市男女共同参画センター「あすなら」視聴覚室

4月5日(日)13:45~16:30(13:30開場)
場所: ドーンセンター 5階視聴覚スタジオ(大阪市中央区大手前1-3-49)

5月16日(土)午後6時15分~   
・午後6時15分~『タクシー・トゥ・ザ・ダークサイド』上映   
・午後8時5分~志葉玲さん(フリージャーナリスト)のお話  
会場:ひと・まち交流館京都 第4・第5会議室(3階)
(このスケジュールは、載っていませんでした。)
主催:ピースムービーメント実行委員会 アムネスティ京都グループ

5月17日(日)14:00~16:00 (開場13:30)
会場:クレオ大阪中央 4Fセミナーホール


2009年03月20日

小曽根真 No name horses のゴージャスな音 音

久し振りに、ビッグバンドジャズを生で聞いた。

それも、小曽根真率いるNo name horses は、ほんとにうまい。職人芸!!
それぞれが名のある(No nameの逆ね)ミュージシャン達で、難しいアンサンブルも速い演奏も、楽しんで、演奏している(ようにみえる)

滑らかで、つややかな音もあれば、小曽根が好きらしいラテンジャズの明るい、ノリノリのサウンドもあり、管楽器の音に包まれて豪華な気分だった。

ジャズは、小編成の緊張感あるものもいいし、バンドもいい、ビッグバンドも本当に素晴らしい。

客層は女性が多かったです。
年齢は、まちまち、制服姿の女の子達がいたりして、どこかの学校のスイングガールズなのかしら?と思ってみたり。

そういえば原信夫さんもファイナルのコンサートツアーに出ている。
たまたま、先日「徹子の部屋」を見ていて原さんがゲストにでていた。進駐軍のバンド時代の話が魅力的だった。その当時、進駐軍のダンスホールは、白人用と黒人用で別れていたそうだ。
軍隊の中にも露骨な人種差別をもちこんでたんだ・・・米軍は。
でも、黒人のところで演奏する時は最新のジャズのレコードを聴くことができたから、どんどん盗み吸収して勉強したそうだ。

彼らの進駐軍世代が今の日本のジャズを大きくささえてきた。今の人は本当に演奏がうまいし、教育も高い。昔は色んな状況もあり、薬もあり、ダークな夜の世界もあり、危ないこともあっただろうけど、今の日本にジャズが根付いて、私達が楽しめるってことは最高にありがたいと思う。

先駆者に感謝、現役プレイヤーにも感謝。

2009年03月22日

6年目のイラク

今日は、西谷文和さんの、イラク取材報告会に行ってきた。
新聞で紹介されたこともあり、大勢の参加者で熱気があった。西谷さんの解説付きで最新の取材映像を見ることができ、驚いたことも多かった。

六年前の3月20日、私は香港の空港で乗り継ぎ待ちしていた。イラク攻撃のニュースはそこで知ったと記憶している。
昨年のガザ地区の虐殺も知る必要のあることが山ほどあるが、イラクもこれからの支援が本当は重要になってくると思った。

西谷さんの報告で、治安が前より良くなっていることは、わかったが他国へ避難できなかったイラク人たちは難民化して、色んなところに住んでいる。びっくりしたのは、ゴミ集積場で暮す人々の存在だ。
廃プラなどを拾い、収入にしているがそこは、生ゴミも集積されるので衛生状態が非常に悪く、ハエも多く、臭いも酷いらしい。その中で拾った1斗缶を土で塗り固めた家で生活する人たちがいる。
水道もないところで、約3000人が生活しているという。野焼きの有毒ガスで取材前日も2人亡くなったという劣悪な生活環境。

結局、イラク政府は国民の生活・福祉まで手が回ってない。繰り返されるテロ対策のための軍事費、ワイロなどが原因と西谷さんは言う。

劣化ウランとみられる、子供達への被害も取材されていた。
放射能の影響は遺伝子レベルまで及ぶので、まだ、この苦しみは続くのだろう。世代をさらに超えて、湾岸の影響が今あるとすれば、6年前の影響はこれからまだまだ、子供達を蝕んでいく。

シーア・スンニ・クルドの状況はどうなっているのだろう?
政府と米軍はむしろその対立をあおっているという。それそれの利害を考えて、パレスチナの地のように分離に向かわせる魂胆。よくある、分離統治によってお互いを憎みあい、自滅していくようなことはあってはならない。イラクの人たちは賢くて、親米で嫌いだけど、イスラム原理主義の政府よりはずっとまし・・とお酒ものめる自由なイスラムを求めてマリキを選んだ。それぞれの宗教対立も人々の生活レベルではあまりなくなっているという。コレを聞くと、少しホッとする。

これから、イラクの人たちの手で国づくりがうまくいきますように。私は、ここから本当の応援・支援をスタートし、長くつづけれいければと思っている。

西谷さんは、「私達になにができるか提案してほしい」と質問を受け、こうこたえた。
1、知ること・無関心はダメ。
2、伝えること。
3、忘れないこと。6年たっても、さらにこれからも。

西谷さんの報告は、ブログでも詳しい
イラクの子どもを救う会ブログ http://www.nowiraq.com/blog/

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2009年03月23日

コミックに見た、食と命

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五十嵐大介 作 「リトルフォレスト」

音楽繋がりの友人にふと借りたコミックは、五十嵐大介という漫画家のものだった。私は、コミックには疎く、この人がとても評価の高い作家と知ったのは、借りた本をみんな読んでから、「どういう人なんや?」と疑問をもって、ネットでチェックしてから・・・。

これは、田舎暮らしの中で自給自足をする主人公の生活ぶりを描いているものなのだが、そこに毎回登場する食べ物、季節ごとのその土地で食べられている料理や保存食のレシピも見事だが、農業と言うのがどういう苦労を連綿とつづけられた上に成り立ち、私達の食を担っているのかといった部分をしっかりと描いていることにも驚いた。作者は、3年ほど岩手県に実際に田舎暮らしの自給自足を行っていて、自分で実際につくっているらしい食べ物の写真を載せている。

この物語では、田舎の生活というものが、人間の都合ではなく自然の都合に合わせて成り立っていることを感じさせてくれる。けれど、農業そのものは、人間が自然の中に入って行っている、不自然な作業であるともいえる。耕作しない状態が自然なのだから。

中でも、命を頂くという行為についてもちゃんと描かれていて感心した。例えば、アイガモ農法について。これが、農薬を使わない農法として行われていることは、私も実体験でしってる。丹波篠山で畑遊びをしていたころ、有機農法を行う知り合いの田んぼでよく子供と見てた。アイガモが行ったりきたりして、子供達はそれを見て喜んでたもの。けれど、そのアイガモはいつかは、フレンチのお店に行くのもしってた。

「リトルフォレスト」では、そのアイガモをつぶすところも描いている。つぶして、ちゃんと美味しく食べる。
命を奪うことが、私達の命をつないでいる。私達は見えないところで誰かが代わりをしてくれているから、見ないでいるだけだ。農家の生活は、命を育てるのにとても労力をかけている分、もったいないところがないようにちゃんと最後まで使いこなす。

分かっているけれど、街の暮らしでは見えないことが多い、というか、自分の身の回りだってみえてないだろうけど、日本の国で酷い目にあってる例えば岩国の人とか、沖縄の人とか、六ヶ所の人とかその土地のこともできるだけ、知ろうとしたい。

さて、私はというと昨夜、漬けておいた大豆を煮て、つぶし、去年仕込んだみそが簡単な上になかなか良い仕上がりだったので今年も仕込んだ。夏を経て、秋口にようやく食卓に上げることができるみそ。
大豆と塩とこうじ。コレだけ。不思議なもんだ。

そうそう、借りたコミックのもう1つは、同じ作家の「魔女」というやつだった。
こちらは、不思議な話なのだけれど、人の作った身勝手な「信仰」というとらえかたが、なかなかのものだった。しかし、「自然」というものに繋がる世界観は共通テーマか・・・とも思った。
食べ物の好きな人は、「リトルフォレスト」は面白いと思います。


2009年03月25日

9条実現 第8期市民意見広告運動

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9条実現 http://www.ikenkoukoku.jp/

今年で第8期となる、市民意見広告運動が動いている。
いつだったか、一度出したことがある。

今回のテーマは、「戦争への歩みを止めよう」・「誰だって人間らしく生きたい」。
内容の詳細は市民意見広告運動事務局 HP  http://www.ikenkoukoku.jp/「非武装・不戦の憲法を変えさせない」意見広告は、5月3日の新聞に掲載される。

広告の趣旨 非武装・不戦の憲法を変えることに反対し、憲法9条、憲法25条の実現をめざします。
募金の目標額 2500万円
掲載時期 2009年5月3日
掲載紙 全国紙と地方紙
賛同金の送り方 2009年4月12日必着で郵便局より振込み

 個人・1口2,000円 団体・1口4000円
 郵便振替口座番号 00110-5-723920
 加入者名 市民意見広告運動

 チラシを請求したら、送ってくれる。
 定額給付金で募金しようとか、書いてあった。おもしろい使い道かも。

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