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2008年01月 アーカイブ

2008年01月06日

今年はマッコリ会ではじまる

makkori.jpg

2008年新年早々は、まったく正月の趣のない生活をしていたが、ぼちぼちと日々が過ぎていった。
で、今日は「マッコリ」を楽しむ会というのをやってみた。

マッコリ・・にごり酒である。趣味でつくる本なども数々出版されているが、相方も自作でなかなかのものを作る。それを仲間で味わおうという会である。

参加者には、一品か一芸を持ってきていただくということで、にぎやかな宴となった。

なかでも、友人の交遊亭楽笑さんがひときわにぎやか・・で、楽しく手話落語の芸を披露してくれた。
美味しいお酒と、お話・・・次は音楽に決まっている。
これまた、友人でもあり、師匠でもあるちんだみ師「871」さんが八重山民謡を唄い、座を広げてくれた。

集まった仲間は音楽のかかわりでもあり盛り上がり、大騒ぎしていい夜を過ごすことができてよかったよかった。

交遊亭楽笑さんは、ただいま活動先を募集中!
手話の落語を聞きたい方、見たい方。司会を頼みたい方。
手話の講座の講師を探しておられる方。
是非、HPをのぞいて連絡をとってくださいね。

楽ちゃんのHPは、こちら http://msrakushou.exblog.jp/

2008年01月07日

年深い人に思う。

お年寄り・老人・・いろいろ言い方はあるけれど、ふと「年深い人」と言う言葉を思いついた。

今年の年賀状に「今年から親の介護生活に入りました」とかかれたものがあった。
そうか・・。それを読んで昨年、母が骨折をしたとき思ったことや、歩けるまでの3ヶ月間やその後の生活の変化などに思いをめぐらせた。

本格的に身体介護の必要な状態ではない私の生活は一瞬でも介護生活と呼べるものであったとは思っていない。仕事もし、生活のペースをすこし変えただけだから。
でも、この記事は、KATEKさんのブログの記事を読んでいて、ひどく反省したことで書き始めた。
その記事は『おばあちゃんがぼけた。』と言う本の紹介だった。

>効率を重視するぼくたちの介護は,お年寄りの持つペースと
>リズムをことごとく乱し,それぞれの世界を破壊した。

と書かれた文。
ここに書かれた人たちは、かなり重度の方々のことだと思うけれど、軽重に関わらず、年深いひととのかかわりは、どちらかといえば、尊重とかけ離れたことも多いと感じるから。
母が歩くことが大変な労力のいる時期に、街で買い物にでかけたときは、人の歩く流れのペースや子供がそばを走り抜けることに非常に神経をつかった。
倒されたら大変だという思いが常にあったから。
こんなことは、今まではわからなかった。もちろん障害を持った人たちとのかかわりもあったから、車椅子に乗っているとか、多動な子供とか、顕著に人にアピールできる場合は人に配慮を迫ることができたのだけど、普通に年寄りであるということは「元気」であると誤解されるということ。

そして、私も他の人に対する思いが欠けていたのではないかと思うこと。

例えば、年深い人を歩いたり、自転車で追い抜くとき。
例えば、スーパーのレジで、財布からお金を出すのが遅い人の後ろにいるとき。
「待つ」ということが苦手にならないように、時間がせっぱつまっていても、人にその遅れの責任を押し付けないように。
子育てで「待つ」ことの大切さをしっていたはずなのに、人を待つことを忘れないように。

これを、ささやかな心がけにしたい。
人の世界を破壊しないように。どんな小さい世界も・・だ。

2008年01月08日

ケニアは今

toti.jpg blood.jpg

アフリカの不正な大統領選のために起こってしまってケニアの暴動はどこへ向かうのだろうか?

明らかに不正な選挙。対立候補のオディンガ氏が支持されているところでのあからさまな不正。
>スラムのキベラ地区の投票所では、投票開始時刻の午前7時になっても有権者名簿が届かず、投票を待つ人の行列は約1キロに達した。とある。(毎日jpより 参照記事はこちら

キバキ氏の民族は多数派のキクユ人。この暴動では、キクユ人が襲われている。スラムから火の手があがり、地方に拡大していると、600名の死亡者を出しているともいわれる。

ケニアのスラムといえば、映画「ナイロビの蜂」を観て、圧倒的に広がるスラムの広さを空中から撮影した景観に息を呑んだ。
ケニアは今まで、紛争の少ない地域だったという。ルワンダやダルフールのような民族浄化のようなことにならないか・・・とも。一度入った民族的な亀裂は、修復できないのだろうか?
隣どおし暮していた人々が、もとのとおりになることなど。
イラクでも民族間対立。その国の人々が強い意志で、乗り越えることを望む。

今年、たまたま初めに借りて観たのが、「ツォツィ」と「ブラッドダイアモンド」だった。南アフリカとシエラレオネの話。どちらもアフリカが舞台。
やはり、遠い。想像する力がうんと必要。

紛争。貧困。そんなテーマがあれば、一方でテレビでみるアフリカは、動物王国。
どちらも、アフリカの中にあり、どちらもウソではないけれど、今、同じ人が人を憎悪するという鎖をどうかはやく絶って欲しい。

2008年01月12日

橋下徹候補の落選運動・・・

大阪知事選挙の期日前投票も始まり、いよいよ・・・である。

りんさんのブログ 「小さな花ひとつ」にも、橋下徹弁護士の悪業が記事にも、コメントにもついており参考になる。

晴天とら日和というブログが「橋下徹候補の落選運動」と銘打っており面白い。

村野瀬玲奈の秘書課広報室同じく、とらさんに同感の意思表明。この方のブログは、非常に情報量が多く、参考になる資料・記事を書いておられる。

言うまでもない。
私も、「橋下徹候補の落選運動」に大いに賛成だ。
応援するほうの勝手連ができたらしいが、反対もおおありだ!

特に気になる右翼的発言。
戦争肯定、徴兵制復活など・・・。いろんなマスコミに露出していたせいで、このような発言が多くのこさればら撒かれて残っている。

今の世の中ではやっている、集中的なバッシングというのは嫌いだが、大阪府の知事になって欲しくないという点では、知って欲しいこともある。

2008年01月15日

ロッカショ~2万4000年後の地球へのメッセージ

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ロッカショ/STOP/ROKKAASHOプロジェクト

六ヶ所村の核燃リサイクルのことは、映画「六ヶ所村ラプソディー」で村の人々の苦悩。賛成派・反対派の両サイドから、この問題の深さや難しさを知ることができた。

しかし、改めて六ヶ所の問題をWEBサイトからでなく、本として出来上がったものを読んで、怒りがこみあげてきた。
グリーンピースのサイトからの説明にもあるが

六ヶ所村再処理工場は、青森県六ヶ所村の「核燃料サイクル施設」にあります。 「核燃料サイクル施設」の中には、再処理工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センターがあります。全国の原子力発電所から出る使用済み核燃料は、再処理工場の中の使用済み核燃料貯蔵プールに送られ始めています。「サイクル」「再処理」という名前を使っていますが、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す施設で、プルトニウム生産工場です。

そのプルトニウムを再度原子力発電所の燃料として使う、というのが日本政府の計画ですが、使用済み核燃料を棄てさせてくれる場所がないので、とりあえずの置き場所を確保したいというのが政府・電力会社の本音でしょう。

核のゴミ処理工場。としてのロッカショ。
もう、使い道のないくらい沢山作ってあまっているプルトニウム。再処理のめどが立たないのに。
そのプルトニウムを原発でつかおうとする「プルサーマル」の計画も見通しがたっていない。

本には、マインドコントロールとして、坂本龍一氏が語っているくだりがある。

 

「日本の電気の3分の1が原発」は、嘘。ピーク時は確かにそうかもしれないけれど、年間の平均にならしてみると、原発がなくてもやっていけるんです。~中略~原発がないと生きていけない、というのは
マインドコントロールです。「そこからは逃げられないんだぞ。」というマインドコントロール・・・・そこからまず変えていかないと。

そもそも、気に食わない電力会社のCM。
子供を使って、環境にやさしいとアピール。
>現在全国で稼動している商業用原発は54基。年間約1000トンの使用済み核燃料が発生する。これを再処理するときに極めて強い放射能を持つ廃液が出るが、この廃液をガラス原料とともに加工してガラス固体化にする。

それは、ロッカショの地中300メートルの深くに30年から50年貯蔵される。

おかしい。おかしい。
それが、止められないのは電力会社の経済に対する力のせいと・・・政治家の利害のせい?

サイトは、
http://stop-rokkasho.org/

2008年01月18日

震災メモリアル

昨朝、6時前に起きたときに、気づいた。
確かに、13年前のこの日は「どうなるんだろう?」という不安でどうしようもない長い時間を過ごした。

いつも中継される、神戸の公園。竹の中のろうそくを見て、命が数でとらえられる、あまりにも大きい災禍を思い浮かべた。今年は神戸に行っていない。忘れたわけでもない。けど。

街にはマンションが林立し、あるところは見事に美しく復興している。
けれど立ち直れなかった街もある。

経済の格差として、2重のローンなど厳しい状況も作り出してしまった。
自分がいまある生活も、浮き草の上のような、地球の上でひらひらしているだけで、根拠のない「大丈夫そうな感じ」だけで生きている。

災害の備えを特にしているわけでないけれど、昨日の報道では、これから来る災害についての耐震対策などの方向に重点が変わっていってた。これは、昨年までと少し違う感じがする。
耐震偽装問題がクローズアップされてから、従来の木造住宅も耐震対策をとる必要性を行政もいいだしはじめたから。

多くの人が木造住宅の下敷きになってなくなったという。
大阪の生野区が取材されていたが、あそこの古い町並み、狭い路地裏の人情味厚い生活圏は、裏返せば、もっとも震災に弱いところというわけだ。

行政は、民のために本当に動くというのなら、やはり、オイルを海に浮かべる船に乗せていくのはやめにして、隅々に「安心」して生きていく命の権利、「生活」「医療」を守るべきだ。

過去に学ぶことは多い。けれど、学ばないのが人間であるというのは避けたい。

2008年01月24日

「カルラのリスト」


ドキュメンタリー映画「カルラのリスト」

「カルラのリスト」と言う映画が先週から十三の七芸で公開されていることを知った。
ちょっと、うずうずしていたものが騒ぐ・・・そんな予感の映画のようだ。

国連検察官 カルラ・デル・ポンテ

この映画は、旧ユーゴ紛争の戦争犯罪人を追う国際検察官「カルラ」のドキュメンタリー映画。
国連の旧ユーゴ国際刑事法廷がどのように戦争犯罪人を追い詰めるのか?あるいは、国際正義とは?どのように描かれているのだろう?

日本もICC(国際刑事裁判所)に昨年10月に加入。

公式サイトより
ICCについて

国際刑事裁判所 ICC= International Criminal Court
国連によって設立された旧ユーゴ国際刑事法廷(ICTY)やルワンダ国際刑事法廷(ICTR)など、地域と期間が限定された法廷に普遍性を持たせた国際刑事裁判所(ICC)が国際社会によって2002年に設立された。ICCが裁く犯罪は、ジェノサイド(集団殺害)罪や人道に対する罪(拷問、奴隷制、強姦、強制的失踪など)、戦争犯罪(武力紛争下で罪のない一般市民を殺害、平和活動の阻止など)である。ICCは批准国の領域内で犯罪が行われた場合、あるいはその国の国民が他国で犯罪を起こした場合に適応されるが、批准していなくともその国が許可した場合にも犯罪者は裁かれる。いずれの場合にも該当しない時、国連安保理が事態を国際社会の平和と安全を脅かす状況であると判断した場合にICCへ付託することができる。
なお、国際司法裁判所(ICJ)で現在も判事として活躍する大和田恆氏は日本のICC早期加入を強く訴えてきた一人。今日、中国やロシアは加入しておらず、また米国とイスラエルは9.11以降にそれまで署名していた批准を撤回した。
現在、スーダンのダルフールの人権侵害に対する責任者に対して逮捕状が出ている

日本の加入について

日本はようやく2007年10月1日、ICCに105番目の国として正式に加入。世界が望んだ国際裁判所だが、クリントン政権時にICCを作るという国家間での規定にサインしたアメリカはブッシュ大統領になり署名を撤回。

現在ICCにはロシア、中国、イスラエル、そしてダルフールの虐殺(アラブ系民兵による非アラブ系の虐殺)を起こしているスーダンは加入していない。


紛争下のジェノサイドや人道に対する罪に対して、誰が裁くか?
戦争は犯罪だ。国や、部族や、武装組織が何のために始めようが、被害者は深く傷つき、その多くは一般市民だ。国の利害を超えて、裁かれるために国際法廷はどのような力になるのか、カルラの目線から知ってみたいと思う。
もう終わった紛争でも傷跡は世代を超えて引きずられる。決して癒えることのない深手を人は負う。

本で読んでしっているだけの国際法廷。
駆けつけたい映画だ。

大阪の公開は十三 第七藝術劇場にて
1/26~2/1
モーニングショーのみ公開 午前10:45 ~ 12:30まで

公式サイトは、こちら http://www.uplink.co.jp/carla/

2008年01月25日

限りなき義理の愛大作戦2008

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JIM-NET恒例 バレンタイン企画!「限りなき義理の愛大作戦2008」今年で3回目となる。
バレンタインチョコを送るならば、イラクの白血病のこどもたちに、薬を届ける助けになろう。と今年も申し込まなければとギリギリになってあせっていた。

私は、別にバレンタインに送る相手を想定しているわけではないけれど、例えば、職場やちいさな集まりでも、このチョコを渡すときに、イラクでは戦争から5年たっても、がんや白血病を患う子供たちが苦しんでいる事実や新テロ特措法が通ってしまったけれど、本当はこのような人道支援にもっと有益なお金の使い方をすることができるはずだということなど、言いたいことをおまけに言ってしまえる。

500円のチョコには、イラクの子供たちが描いた絵のカードがついている、このなかから400円分が薬代などになる。

さあ、JIM-NETで申し込みましょう。 
申し込みは、こちらから http://www.jim-net.net/
さらに!今年は、大阪でも直接買えるチャンスがあります!!

1月27日(日) 大阪
【セミナー】フレンズ オブ マーシー・ハンズ第四回セミナー
新年企画イラクの子どもたち -医療支援の現場から-
長年、パレスチナやイラクの子どもたちの支援を続けてきたJIM-NET事務局長の佐藤真紀さんが、戦争や占領がイラクの子どもたちに与え続けている影響をお話しします。
■ 日時:1月27日(日)14:30~16:30(14:00開場)
■ 会場:高槻市立総合市民交流センター 視聴覚室
(JR高槻駅南側中央改札口徒歩1分・阪急高槻市駅徒歩10分)
■ 資料代:一般700円/低収入者・学生500円
※ 誰でも参加できます。申し込みはいりません。

大阪知事選を投票して・・高槻にいきましょか。

2008年01月27日

大阪はあほやった

今日は、朝から映画を観た。「カルラのリスト」
午後から、高槻でJIM-NETの佐藤真紀さんの話を聴きに言った。
ここまでで、戦争犯罪と戦後の苦しみと考えて帰宅。

午後9時の開票を前にして、大阪府知事 「橋下徹」当確を報道で知る。
やっぱりあほなことになってしまったと、がっかり。
少しニュースショーを見た。選挙戦を闘う橋下の動きを追うカメラ・・・白けた気分で眺めていたが、そこに映る商店街でのおばちゃんたちの反応は、TVタレントを間近に見て興奮し、高揚した姿。
全ての人がそのような反応を示すとは思わないが、得票率を見れば圧倒している。
東京都知事人気もおかしいと思うが、大阪もやっぱり。

映画と、講演会の素晴らしい内容を伝えたいとおもいつつも、このエントリーはこれでおしまい。
改めてということにします。
あ~あ。

2008年01月31日

プルサーマル計画再開か?

関西電力の高浜原発で、プルサーマル再開表明のニュースが報じられている。※1
どうやら、中部電力でも浜岡原発のプルサーマル受け入れを市長が表明している。※2
yahoo ニュース ※1 ※2

こうやって報じられても、ピンとこないというような空気が感じられる。それより、「有機リン系毒物入りギョーザ」が報道の多くの時間をさらってしまい、判りにくい原発の動向は、すぐにどこか風の向こう側に消え去っていく。

六ヶ所再処理工場の危険性を本で改めて読んでから、原発の問題はぴりぴり来る。
簡単に言うと、プルサーマルは、原発で発電したあとの核廃棄物(核のゴミ)から、プルトニウムを取り出し、劣化ウランと混ぜてMOX燃料を作り、それを普通の原発(とくにMOX燃料用に改造しないまま)で再利用しようという計画。この燃料も、結局原発で使用した後にさらに核廃棄物を出す。使用済みMOX燃料は、地中に埋められる温度に下るまでウラン燃料は30~50年だが、MOX燃料は500年かかるといわれている。

原子力発電というのは、はなっから人の扱いきれない核のゴミ問題を抱えてスタートしている。どこまでいってもどうしようもない、ゴミが生まれ続ける。コストも結局はかえって掛かる。
稼働中の原発55基。地図を見ると恐ろしくなる。

何故、危ない。何故、知らせない。何故、知らないでいいの?と思いが重なる。自分が今も使っている電気のルーツがそこからやってくるというのなら、私たちにも重い責任がある。

プルサーマルについて説明されているサイト
1、プルサーマルは、使用済MOX燃料が最大のネック(1)使用済MOX燃料は出て行く先が無い
2、プルサーマルは、使用済MOX燃料が最大のネック(2)人類にとって未経験、『発熱し続ける核燃料』
3.原発を考える
4、プルサーマルの問題点

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