オリビエさんのサロンコンサート

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リストを弾かれたCD (私ももってます。)
オリビエさんの HP

今日は、あべぷらん様からのご依頼でリッツカールトンホテルで開催されたピアノサロンで調律しました。

阿部さんのご一家は、音楽はもちろんのこと他の芸術や文化の分野でも世界で活躍されている方々ばかりで本当に素晴らしい。娘さんのお一人が、フランスで指揮者として活躍されている。そういうこともあってか主催コンサートもアカデミック!

ここ何年か、阿部さんのティータイムサロンのゲストでフランスの若きピアニスト、オリビエ・ムランさんが演奏される時にお仕事を頂いています。

本当にオリビエさんのピアノをサロンコンサートで聞けるのは幸せです。私も側で聞かせていただきました。コンサートホールに降り注がれる音、音楽も勿論素晴らしいですが、曲紹介でオリビエさんの奥様でピアニストのみきこさんがおっしゃったように、昔はリストもサロンのアイドルだったようで、音楽のある場所はお客様と近いのが本来のようです。

音楽は、誰のためにあるのか?
それは、人の心に届く場所ですよね。

ホスピスでクリスマス!

ホスピスクリスマス
立花病院ホスピス

クリスマス!クリスマス! 私たちの音楽とホスピスの先生のサンタさん、トナカイの主任看護師さん!全てのスタッフさん有り難うございました。楽しかった~!
クリスマス会を楽しむなんて久しく遠ざかってました。

ベットから聴いてくださったおかあさん。娘さんと多分お孫さんと、とても素敵な笑顔をくださいました。「来てくれる日を、毎日待っていたのよ。」と言っていただき感謝です。クリスマスの曲や、二胡で奏でるお空の星の歌たち。ゆったりとしたり、笠木シズ子さんのブギで大騒ぎしたり、斎太郎節でエンヤートットとしてもらったり。

一日一日を大切に生きているホスピスの患者さんたち。。看護師さんたちの暖かい気持ち、盛り上げてくださる元気な姿にいつもこちらが勇気付けられます。ここには、いのちのエッセンスがたっぷりあるのでしょうか?

そして辰巳先生のいのちのスープレシピで作った「玄米スープ」を皆さんに味わってもらいたくて作っていきました。お口にあうだろうか・・からだがしんどい方々に気に入っていただけれるだろうか・・多少不安でしたが、「美味しい」といってくださりほっとしました。10日食べることができなかったおかあさんが、喜んで飲んでくださったのには娘さんも驚かれました。玄米スープは本当にからだに滲みこむ味がします。
玄米を語り合ったような気分で、煎っていたからですかね?思いが乗っかっていったのかもしれません。

いつもいつも、ホスピスでは患者さんと手を握ります。とても暖かかったり、つめたかったり。一緒に手を握っていることを許してもらっていることが私にはひとときの幸せです。最近人とハグすることもとても好きになりました。男性女性、年齢問わず抱きついてしまう。そんなときはよろしく!

玄米を煎るしあわせ

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辰巳芳子さんのいのちのスープを真似したくて、玄米を煎った。
火にかけると、何ともいえない、香ばしい、ふんわりとした香りがたった。
時間をかけて、ヘラで混ぜる。

淡々と混ぜるー薫るー混ぜるー薫る…
無心。何にも他になく、作業に没頭する。
こんな時間の使い方、随分していないことに気がつく。
香りに包まれるしあわせ。

ひとしきり、鍋を見つめ続け、充分にいった玄米、昆布、梅干し、水を加え
玄米スープを作ってみた。
明後日行く、ホスピスに持って行くための予行演習。

美しい色。お茶のようでもあるが、出来たてを啜ると体にしみ込むような味わい。
残った玄米も食べました。

今のジュリーがいい

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=NDXqoo7-NPA&feature=youtube_gdata_player[/youtube]

F.A.P.P(フクシマ アトミック パワー プラント)沢田研二さんの反原発ソング

選挙のうんざりする速報をみつつ。杉並区から立候補した山本太郎の応援演説に立ったジュリーのことを友人から知った。今は「ジジイ」と自分で言う64歳のジュリーは、とても良い年を重ねていて魅力的。

選挙は敗れたが、全ての政治的イシューの根元に原発をとめることがまず必要と訴える応援演説は、以前から反戦、9条護憲の歌を歌ってきたことからも頷ける。

明日から、選挙後の日本が始まる。これからこそ、無関心は許されない

といいつつも、アコーディオンで「Indiffence 無関心」を弾いてみた。

ホントに何を求めているのか

さて、選挙が近い。新聞を見ていると予測の数字がでている。
うんざりする。正直、ホンマにそういう日本の行く場所をもとめてるのか…

アジアの中で、共存共栄していくことより敵に抗する方法論をまず考えるのか。
経済状況がよろしくない日本の中には、その不満のはけ口ともいえる浮遊する悪意あるいは憎悪が存在するようだ。

経済活動として戦争する国アメリカのように、戦争ビジネスしようと言うのだろうか?

同じ論理で、沖縄の米軍基地を支援し、原発を存続すると。

気持ちが凹むので、マガジン9条のブログパーツをサイドバー下にはりつけました!

ひろみちゃん LIVE全開!

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ポスターとLIVEセットリスト(Nちゃんありがと♬)

いや~~今年も楽しませてくれましたあ!!
昨年と同じトリオだったけれど、今年の作品の「MOVE」がよくてトリオとしての熟成もあってか落ち着いた演奏、そしていつものエキサイティングなカオと足の加わった演奏とが両方聞けて、観れて、体感できて最高だった。

強烈に連続するピアノの両手オクターブと同時にユニゾンされるアンソニー・ジャクソンのベース。時に挑みかかるようにピアノに向かい、時に最上級のピアニッシモを奏でるために指を置く。
自在に操り、我が手中におさめたフルコンサートピアノ。

何よりも素晴らしいのは、今夜、この時間にしかできないただ一度の演奏、LIVEが意味のまま自分の生きている実感であるというひろみちゃんの言葉。
そして楽しそうに弾き続け、ホールにエネルギーを降り注いでくれること!

毎年、彼女のツアーは12月にある。今年の残り時間が気になる頃、人々がなんやら意味もなく忙しい季節に、そんなことを吹き飛ばしてくれるエネルギーを聞くものに与えてくれる。
元気がでるピアノ。このキャッチフレーズは本物だ。

ああ、いい夜だった。

東北の手仕事展

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日本中、いや世界中にピアノを届け、またJAZZピアノを弾き、平和や環境について語り、旅するピアニスト河野康弘さんに教えてもらって、大阪天満宮のすぐそばで開催されている東北の手仕事展に行ってきた。

岩手県の人達の手作りの暖かみのある作品が展示、即売されている。
再生のための歩みは、止まることはない。
けど、昨日は、ひどい余震で心配した。NHKのアナウンサーが叫ぶ、避難の呼びかけが胸をしめつけた。この心配をかかえつつコンサートに向かったのだが……

みんなが、東北の人達の色んな面に触れる機会は今後もっと必要なのかもしれない。
忘れないよ。

日時 12 月 6 日 (木)~10 日 (月) 11 時~18 時半まで

場所 杉 de あんじょう亭
  (大阪市北区天神橋2丁目1-22、中央カラ―現像所内)
地図 ← クリック
交通:地下鉄谷町線または堺筋線「南森町」駅,
または JR 東西線「大阪天満宮」駅 3 号出口,
天神橋筋商店街を南へすぐ。

主催: 東北の手しごと展実行チーム (日本建築家協会近畿支部有志)

特別協力: 風の布・パピヨン(風工房)

連絡先: 東北の手しごと展実行チーム
間工作舎一級建築士事務所内
Tel & Fax: 06-6856-4510

遊んでくれてありがとうね

調律の仕事が終わって、お家を出るとき「遊んでくれてありがとうね」と声をかけてくださった。
なんだか、不思議な言葉だけれど嬉しい。

色んなお話をしたから。
調律師そのものが、存在として奇妙なのかもしれない。

ホント随分いろんな方々と色んな話をしてきた。