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ナミイおばあ追悼


石垣島へは、今年3回目となった。こんなに、この島に来たことはなかった。
1回目は、2017年元日。療養しているナミイおばあに会いにいった。病院から帰って、お家で療養していたおばあのヨコで、やかましく二胡やアコーディオンを流したり、昔の歌を思い出し、歌ってくれたり。手踊りをしたりと、たぶんこうやって遊ぶのは最後なのかな・・・と思った。
2回目は、お葬式。1月末 
3回目は、映画「ナミイと唄えば」の原作者で、おばあの家来の姜信子さん、カレシ大田静雄さんはじめ、東京から、熊本から、石垣島から仲間たち、親戚縁者で追悼ライブのため。
八重山は、ウタの島。 そして、ウタを唄えば、踊りがでる。芸達者な皆様とともに楽しませていただいた。ナミイおばあはもちろん、私たちの囃子をしてました。




闘うおばあ達は、ユンタも素晴らしい!

おばあのお墓まいりも。
三線と爪が描かれてます。ずっと弾いてられるようにね。

そして、闘うおばあのアジトにもおじゃましました。
三上智恵監督の「標的の島 風かたか」にも出ていらっしゃいます。節子さん。

石垣島は、今 自衛隊のミサイル防衛基地建設が計画されています。先島防衛というけれど、また沖縄を捨て石にするのか! 米軍基地とちがい、自衛隊基地の反対運動は、地縁血縁の濃い島ではとても厳しい闘いです。本土の人間の多くが知らない、みんなの大好きな美ら海の島のこと、そこで生きる人のことを考えてみてください。

東北5月は、福島県いわき市へ行ってきました。

5月29日~6月1日まで、NPOよろず相談室の牧さんと一緒に、いわき市の仮設住宅、復興住宅を訪ね、色んな方と交流をしてきました。

牧さんは、NPOよろず相談室を立上げ、阪神大震災からずっと神戸の支援活動をしています。2年前に、神戸の震災復興住宅HAT神戸でボランティア活動をするきっかけになった方でもあります。ちんどんや、イベントを通じて、コミュニティーを再生する一助にと考えてくださっていて、私たちを神戸だけでなく、福島県の特にいわき市の難しい問題に、何とか小さい風穴を開ける力にでもならないかということで同行しました。

福島県は毎年、南相馬市や昨年は伊達市、福島市とご縁をいただいたいたのですが今回初めて、いわき市に伺いました。

いわき市の問題は、深く、複雑です。いわき市には、多くの福島県の原発被害の自治体の仮設、復興住宅があり、いわき市自体も津波被害がありいわき市民の被災者も存在します。もともといわき市は、大きいので被害の少なかった土地も沢山あったので、多くの被災者を受け入れることとなりました。原発被災者は、東電からの保証金もあり、津波被災者と補償金額はうんと違います。さらに、他の自治体に所属したまま、いわきに住んでいるので税金は所属自治体に支払っています。ただ、被災自治体が、いわきに被災者の公共料金にあたるものは支払われているようですが。

その上、原発の作業員が大勢居住していて、被災者とあわせて人口が2万人ほど増加しているといわれます。すると、道路は混む(これは、作業員の方が朝一斉に仕事場に向かうので)、病院は混む、さらに被災者の方が、もう帰還をあきらめ(あるいは津波で再建できず)いわきに家を建てることも増えてきて、土地代が1.5~2倍上昇するという現象もあります。そんなこんなで、よそ者に対する反感がもともとの市民の方に生まれ、被災者同士も補償金の違いで反目も生まれています。さらに、原発作業員も含めると4者の利害の違う人たちが共存せざるを得ないという状況です。

東電・国が本当の怒りの矛先なのに、目前の反目にてこずります。

仮設住宅では、音曲パラダイスさせていただいたのですが、今回は、11月の復興住宅のイベントに向けての準備の出会いでした。原発避難の方々の復興住宅と津波被害の方々の復興住宅が向かい合って建っているところがあります。立場の違うお向かいさんたちに仲良くしていただくため、かき混ぜましょう!笑っていただき踊っていただき、歌っていただいて!!と願っております。

11月楽しみにしてます!皆さままたよろしくお願いしますね!

みんぷくにて仮設住宅にて

エミール・クストリッツアの世界

 

ジプシーのとき サウンドトラック
ジプシーのとき
サウンドトラック

心斎橋へ、お昼間からこの時間しかやっていない、クストリッツアの映画を観にでかけた。

ジプシーの言葉で初めて撮られた映画だそう。実際に多くのユーゴスラビアのロマの村に住む人たちが出演している。今日は、「ジプシーのとき」を観た。

ここのところ、ずっと続いているロマという一つの民族(ととらえたほうがよい)の音楽に惹きつけられている。それに関する情報は、本やCDそして、クストリッツアの撮る映画であり、そこに現れるジプシー音楽である。お話しは、時に幻想的でありながら実際のロマの人々の暮らしや考え方、慣習を知ることもできる。

祝祭的な映画、近松の人情物のような刹那な展開、独特な風景に放り込まれ、そばで見つめているような気分にもなる。理屈を超えて生きていく。不思議でダイナミックな世界。内戦の激しかったユーゴスラビア、セルビア、マケドニア、ボスニアといくら聞いてもわかりにくい事情のバルカンにあってロマの人々は散らばって差別も軽蔑もされながら、自分たちの伝統と神と家族の強い絆の中に生きている。

音楽も素晴らしい。ゴラン・ブレコヴィッチの作曲によるものだが、クストリッツアの映画では有名らしい。劇中主人公が弾くアコーディオンの曲talijanskaや哀しい歌ederleziは、映画を観るまから知ってた。この映画は、1988年に撮られているので、ずいぶんヨーロッパでは知られているかとは思うけれど。

東欧の音楽と縁がなかったのだけど、ロマという人々の生きようとルーツ、音楽的な旋法の雰囲気などインドからやっぱり流れてきたと思わせることも多く興味深い。優れた音楽家も多いし。こうして本当に地べたの音楽で生きる人々がいること。惹かれる要素が満載だ。自分の中で音が消化され、新しいものが生まれることをとても楽しみにしている。

2016年はゆるゆると始まる

昨年ブログのHPを再び、ピアノクラフトワークのサイト内に戻して、ほったらかしの日々。FBでは、時たま報告をしているのだけれど、思えばソーシャルメディアで人々が口々に語り、写真で交流し、摩訶不思議なネットという雲海で蠢いているということが、当たり前になり、わざわざ何かをブログで書くことからココロが離れつつあったということでもあった。

気をとりなおし、こちらでも長いつぶやきを、タイムラグを前提に(つまり、リアルタイムのSNSではなく、長々となど)ゆるくやっていこうと思っている。

さて、本日は楽しい交流に混ぜていただいた♪

ハンセン病回復者の方々と、支援者つまりお友達団体による餅つき交流会!餅つきも楽しく盛り上がり、初めて出会った回復者の方からは貴重な体験を聞かせていただいた。

それぞれが子供の時、思春期などでハンセン病になってそれからの人生をその病の名前のために、社会との関わりがとても困難な状況になったり差別を受けることとなったこと。同じ感染症でも、結核だったら隔離して治療もするけど、社会復帰なんて言わない。普通に退院するだけだ。

断種や堕胎の経験のお話を聞くと、本当に辛い。そんな間違った政策がかつて日本にあって、著しく生きる権利を侵害された人たちがいるということを知らないままでは、いけない。縁を結んで一緒に生きていきたいと思う。

縁を結ぶ。 私にとって音楽も縁のツール。地面の上で、人と人の間にまみれて音楽という言語でしゃべるとき、新しい会話ができるから。

今年出会う皆様、一つよろしくお願い申し上げます!

 

イベントのお知らせ~ジンバブエ そして 東北~

ふうらイベント
ふうらイベント

今年6月、素晴らしいダンスと音楽の公演を披露してくれたジャナグルJR達。日がたつのは速いです!でもリーダーの高橋朋子さんがジンバブエから一時帰国しています。

ジンバブエの今、子どもたちのことを語ってもらい、私たちケセランぱさらんは、先日の福島ワークショップツアーのことなど音曲語りをいたします。

そして、ゆんたく♪ゆるゆるパーティ交流会も!歌え・踊れの交流会となりますか・・楽しいひととき、高橋さんのエネルギーあふれる笑顔に会いに来ませんか?

場所は、東成区 深江橋のギャラリーカフェ ふうらです。大好きなオーナーご夫婦 素敵なスペースです。

ふうら アクセス

2015年12月8日(火曜日)

Open18:30 Start 19:00 参加費2000円(軽食付き、飲み物別)持ち込み大歓迎!!

お申込み/お問合せ ピアノクラフトワーク info@pianocraftwork.com

2015秋 東北ツアー

仙台空港
仙台空港     

 

 

常磐道では、線量の案内
常磐道では、線量の案内
ワークショップのアフリカンドラム
ワークショップのアフリカンドラム

 

原町東児童センター

モニタリングポスト
モニタリングポスト
フレコンバック
フレコンバック
4歳のワークショップ作品
4歳のワークショップ作品
MOMO
MOMO
福島わくわく市場まつり
福島わくわく市場まつり
里山学校
里山学校
石巻市子どもセンターらいつ
石巻市子どもセンターらいつ
熊さんと準備
熊さんと準備
石巻中央の街並み
石巻中央の街並み
南華園
南華園
仙人風呂 玉助
仙人風呂 玉助  

10月23日~26日 南相馬市・福島市・伊達市・石巻市と東北をアフリカンドラムワークショップとケセランぱさらんで回った旅子供たちの顔がUPできませんが、総数100個のドラムを作って、音楽で交流し、楽しんできました。

2011年から年に1回~2回いけたらよいほうですが、今年は2月の仙台で出会った方のご縁も繋がり、福島市・伊達市の訪問がかないました。回数を重ねるたび広がるご縁。新しい出会いが、古くからの友人のような気持ちで出会えること。とても幸せに感じます。

写真のように、大荷物を軽のワンボックス車をレンタカーで借りて楽器と材料を運ぶために常磐道を走ります。原発付近も通行できる常磐道では、放射線量の案内表示がでます。バイクはもちろん通れません。初日23日は南相馬で、子どもたちが学校の終わるのを待って、ワークショップ。みんななんだか素直。ドラムセッションも盛り上がりました。子供たちはみんな生き生きしてます。

南相馬は、市職員の片平さんのおかげで実現しました。2011年からずっと訪問の際にはさまよう私たちを避難所や仮設住宅の集会所を紹介いただきいろんな方と出会うことができました。今回は子供たちと楽しんできました。

翌、24日。福島市の吉井田学習センターでワークショップ。子供育成会のお世話になり、子どもたち保護者の皆さんの参加でドラムさくせいもセッションもいつもの私たちのいろんな楽器をつかった交流も楽しかった!

24日の夜に伊達市霊山の里山学校に到着。宿泊もできる素敵な場所で、今回ずっと連絡を取り合っていた本田さん、菅野さんのお二人のMOMOとやっと会えました。ハグして、本当にうれしい初めてとは思えない、親しみを感じてしばし、セッション!でも明日は早朝から福島市も卸売市場の「わくわく市場まつり」のワークショップとステージが待ってます。

25日は、わくわく市場まつりの一角を借りて、ワークショップ。大勢の来場者から子供たちがたくさんワークショップにも来てくれました。福島の市場は、震災直後農産物を販売できなくて、廃棄もできず、なくなく生産者さんがコンテナで持ち帰ったと聞きました。原発のせいで、福島の人や心を引き裂いた。本当に一刻も早い終息を望みます。今も、作業員が頑張っているけれど、彼らの健康も心配。でも前にすすめて、石棺のように抑え込んでほしい。

市場まつり、本当にすごくて3万8000人の来場者だったそうです。

25日はまだあります。里山学校へもどり、歌声喫茶でも音曲パラダイス。のこぎりは、やっぱり「おまえはあほか」に聞こえない地域なのです。けれど珍しいので喜んでもらえたようです。二胡ものこも弾き、歌いと楽しいひと時。いい人たちにたくさん出会いました。また、必ず行きたいです。

最終日26日は石巻の子どもセンターへ。小さい子と保護者のかたでワークショップ。小さい子のかわいいこと。ドラムをずっとたたいてくれた女の子とっても嬉しそうでした。

石巻は千人風呂コミュニティースペースの熊さんにいつもお世話になっています。近所の南華園さんでお昼を食べて、記念写真。看板猫たますけとも会えました!

秋晴れで美しいこの街は、震災当時、街灯のてっぺん近くまで津波やってきて、街灯は上のほうで曲がってしまってました。何度も映像でながれていた石巻の商店街を四方八方から襲う津波、車が商店街に詰まってしまったのはこのへんの街です。

沿岸部は高台を作り、ダンプはいつも埃を巻き上げて走っています。でも街は生きている。多くの方々が、福島も石巻も訪れてくださることをお願いします。本当に東北は車で走っていて美しくてほれぼれします。

さて、今度はいついこうかな。

 

8月29日は宝塚にしたにで、手作り楽器!

にしたにWS にしたにWS2

8月も残すところあと少し、夏も終わりに近づいてきました。

手作りの楽器を8月最後のウイークエンドに作ってみませんか?まだ自由研究の提出に間に合う子供さんがいらしたら、ぜひ!

アフリカンドラムを作って、ケセランぱさらんと音遊びもします!

会場は、いろんな音楽やイベントが盛りだくさん。ぜひ遊びに来てください。

詳細は、イベントHPへ

にしたにWeekend Pocnic

2月は、仙台へ

杜の子まつり
杜の子まつり

2月7日から9日まで 仙台を訪問します。
今回は、兵庫県こども文化振興協会のみなさんと一緒に、杜の子まつりで手作り太鼓を手作りコーナーで、仙台の子供たちに作ってもらいます!
そして、9日は、仮設住宅でお茶っこ音曲パラダイス!

さて、寒〜い冬も吹っ飛ばして行きましょう!