友人たちと

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鳥飼大橋から美しい夕

週末は、友人たちと過ごす機会が二つあった。
金曜は、高校時代からの長い付き合いの友人達。
イタリアンとワインで、最近の舞台から親の介護、子供のこと、韓流まで様々に時間の変化と共にめぐる人生の時をしゃべりまくる。というか、私は聞き手であり、ツッコミ役。

こういうおしゃべりは本当に久しぶり。楽しいひととき。

もう一つは、昨年の耕LIVEをしたバンド仲間と知り合いのLIVEにいく。
ヒトのパフォーマンスは勉強になる。何がひとのココロに届くのか。
そして、またLIVEへの思いがふつふつと湧く。演っている楽しさを知ると、舞台のあちら側にまた行きたくなる。

ケセランぱさらんとしては、毎月、お人の前に立ってますが、バンドはまた、それで好きなわけで…

遅れてきたブーム

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50ANS D’ACCORDEON

レッスンのたびに、アコーディオンの曲を全然モノにできてない敗北感に打ちひしがれるが、しかし家に帰ると、立ち直るというか、開き直りひたすら前向いて練習。精進。

アコーディオンを手にした時に楽器先行、音楽後というアプローチに、情報収集や音源の探索の旅に出ていき、多分いつまでも旅…状態だろう。アコーディオンを使う音楽のブームのメインストリームというものがあったのか、無かったのか分からないが、80年代がワールドミュージックブームであったとしたら随分遅れてきたものだ。けれど、その頃は仕事も子育ても忙しく、バンドもたまにやっていたので、その時ではなかったのだろう。という事にしておく。

で、CDなどを探していると、中古やインポートものしか手に入らないものもある。結構Amazonを探る。このCDも紹介されているHPを見て中古のものを見つけて買った。
6枚組で、一枚ずつワルツ、ミュゼット、マーチ・ポルカ、スウィング、妙技、バルでのダンス曲と、オリジナルの古い音源が聞けて当たりだった。フランスの古い音楽たち。いい感じ

アコーディオンをはじめて気がついたこと。
この楽器を使う音楽は、中々人間臭い。地べたの臭いがする。好きな世界だ。

私の音楽の旅は、ルーツ巡りの旅でもある。音楽そのものより、人間に惹きつけられているのかもしれない。昔から聞いてきたブラックミュージック。より深く知りたくてGospelを歌い、聖書も少しは勉強し。
けど、ある日、日本のルーツミュージックって何やねん?と思った。。

その時に、ナミイおばあとであった。
どんな時も歌って生きてきたおばあ。

いつも差別されたり、不遇な状況の民族や人に惹きつけられるのは、自分も差別される側の性であると思ったことがあるからかもしれない。昔は露骨に言われたもんな。
音楽は、私に旅を与えてくれた。心の旅も、実際の旅も。
さあ、私もアコーディオン弾いて、歌うおかしなオバアになるために修行します。
出会う方々、そして先生もどうぞお付き合いください。

福島からの避難

震災のあった年に、関わりが出来た福島から避難して、今は京都にいらっしゃるHさん。

彼女は、子供達を連れて夫とも別々に暮らすことを余儀なくされている。
政権が変わり、原発廃炉への道が遠くなるような嫌なムードの中、関西の普通に暮らす私たちはもう、福島の人たちのことをどっか遠くに見てはいないだろうか?

関西にも多くの方々が避難していらっしゃる。でも誰がそうだかは一見分からない。当たり前のことだけど…だからいないと思わないように。

先日、てじょんの二胡教室の生徒さんたちと小さな会をした時に、Hさんにも来て頂き、避難者の方々の支援になるようにと、お話をしていただいた。

その中で、福島を食べて応援するということに対する、危惧を話されたことは印象深く、とても考えさせられた。

食品に含まれる放射性物質の政府の基準値はこちらのページにあります。
政府広報

一般食品100ベクレルは、震災前は、低線量の放射性廃棄物として取り扱いの必要な値。
おかしなことが一杯あります。Hさんは、日々奔走し、訴える、伝える活動をしています。

彼女のブログを読んで見てください。
福島から京都に避難して

映画 レ・ミゼラブル ミュージカル映画久々…

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民衆の歌 シーン

久々のミュージカル映画。久々のメジャー大作鑑賞!

気にはなっているけど行けないことの多い映画なのだが、夜の上映に滑り込んだ。
ミュージカル映画も、昔はよく制作されていたと思う。懐かしい映画の記憶もある。

全く日常から離れた世界に飛び込める事が、映画の魅力のひとつ。
舞台出身とは知らなかったが、ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマンの歌唱には驚いた。全編、素晴らしい歌が綴られる。。子役のガルローシュ役も素晴らしい。

そこに描かれた世界は子供の頃、世界名作全集で読んだ「ああ無情」を読んでいても分からなかった空気感。。3級市民や格差の社会。革命を望むマグマが渦巻く。
現代の臭いと遠からず、である。
映画館から出て梅田の地下街を通る。帰りの時間にはシャッターの閉まった店舗の前にホームレスの人達が横たわる。

映画は、素晴らしい。けれど、ずっと何か釈然といない何か残った。
その世界に浸りきれない何かが心にある。

「巌窟王」や「小公子」など子供の時間に読んで、物語の世界で想像して遊んでいた昔は戻らない。現実がシビア過ぎて、越えていってしまったから?

私の心が貧しくなったから?

ハンセン病を知ること。

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ハンセン病。日本では、回復者の方々が高齢になっている。
回復者の方々は、ご自身の病歴を隠して生活せざるを得ない方や、差別・偏見に立ち向かうために社会に発信されている方もそれぞれの生き方を選択している。

私たちが、別に病歴をいちいち人に話さないように、当たり前だとおもう。

けれど、かつて酷い人権侵害を受け、隔離され自由に生きることが出来なかった人たちのことを知らないままでいることは、苦しみんできた方をもう一度踏んづけているようにも思う。

最近、二つのドキュメンタリーのTVを見た。
一つは、「花に逢わん」ハンセン病回復者の伊波敏男さんのドキュメント。
もう一つは、シンガーソングライターの沢知恵さんの大島青松園での詩人 塔和子さんとの交流のドキュメント。

沢さんの歌う、塔さんの詩。「かかわらなければ…」と続く思いは、心にしみこんでいく。
かかわらなければ、何も始まらない。
私が、いろんな地に立ちたいと思うのは、その場所に関わり、そこにあるもの、そこに居る人と関わりを持ちたいから。

大阪で、ハンセン病問題の講演会がある。
沢さんも歌ってくれます。

■2012年度ハンセン病問題講演会「ハンセン病回復者と家族・遺族 ハンセン病問題の核心に迫る
        ~ハンセン病回復者と家族はどんな思いを抱いて生きてきたか~」
      http://www.pref.osaka.jp/hodo/attach/hodo-12108_4.pdf
日 時:2月16日(土)13:30~16:30
場 所:大阪市阿倍野区民センター2階大ホール(大阪市阿倍野区阿倍野筋4-19-118)
シンポジウムと講演、ミニライブ(ハンセン病回復者家族、国立ハンセン病療養所ケースワーカー、支援者)
資料代:500円(申込み不要・定員600人)
主 催:2012年度ハンセン病問題講演会実行委員会・大阪府・大阪市・堺市
問合せ:「ハンセン病問題講演会実行委員会」事務局(ハンセン病回復者支援センター)06-6711-0003
     kuwayama★humind.or.jp

お正月は墨廼江で

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石巻の酒 墨廼江

2013年となりました。今年は、どこへ行きましょうか?
あそこにも行きたい、ここも行きたいと妄想してばかりデス。

そしてお正月一番に飲む酒は…去年11月に石巻で手に入れた「墨廼江」というお酒。

石巻はとっても寒いだろうな。
石垣島は、23度です。寒い時には、石垣行きたいよな~とまた妄想。

ネットラジオでJAZZのBebopチャンネルを鳴らしたり、Accordionチャンネルでワールドミュージックを流したりしながら、日頃触ってないHPの新しいアイデアを探ったり。
そんな感じでゆるりと今年もよろしくお願いします。