今日は、第9で9条ピースパレードに参加。
ベートーヴェンの第9のメロディに、憲法9条を歌詞をのせて歌いながら、御堂筋を
パレードした。
パレード前には公園でケセランぱさらんも少し歌い、若いmoca&roverさんたちの
即興的な歌を楽しんだ。福島県からの避難者、萩原さんもアピール。
関西と福島との温度差に対して怒りの訴えだった。他人事にしない。本当の意味で
共感するということは、難しいけれどいかなる場合においても想像することに
努力を惜しんではいけないことと改めて感じる。
今日は、昨年、東北での演奏場所を探していた私たちに沢山御協力頂いた。
ジャズピアニストの河野康弘さんと再会。
高槻の春日老人福祉センターのコンサートでエネルギー溢れる演奏を
聞かせてくれた。
今までは、東京のジャズピアニストの…と紹介していたけれど。昨年の震災以降
関西への引越しを考えておられ、今年になって京都に来られた。
放射能からの避難のためだ。
東京都から関西に避難されている方も何人かお会いしたことはある。
線量の高い所もあり、まだ収束できない福島原発が次にダメになったら、
距離的にその影響に対する恐怖は、想像できる。
今、まさに福島第一原発4号機の燃料プールが冷やせなくなっているという。
東京と大阪、危機感は離れているようだ。東北も地震が収まらないし。
関西も大飯原発を動かそうなんてやめてほしい。
河野さんは、日本中旅をしている。送ったピアノも国内では140台を超えるそうだ。
海外にも200台以上。ピアノの救世主?環境のためにも大切な木を切って作ったピアノ
を簡単に捨てないで…という発想は、私達調律師にとっても共感できる。
東北にも贈られたピアノは、新しい弾き手によって音楽を響かせているのだろう。
この国で音楽をいつまでも、いつまでも出来るように
あべのベルタでカルチャーセンターを開いておられるあべぷらん「わのわ」のお隣に、ホッとひといきできる「わのわカフェ」がオープンしている。ずっと、調律でお仕事をさせていだいている、あべぷらんさん。ご家族みんなが芸術活動をされていて、活動範囲も世界に拡がっていて素晴らしい。
この「わのわカフェ」ネパールの雑貨もカラフルで楽しい。つい、画像のおまもりのようなお人形「なますてさん」を購入いたしました。カレーも自家製、野菜の甘みも深くおいしかった。チャイは、スパイシーで体も、心もノドもあたためてくれた。今後は、ネパール楽器もおく予定だそうです。楽器たのしいです。アジアの楽器は興味シンシン。また、伺います。
アフガン取材、ハシズム批判でがんばっている西谷さん。
今年も吹田でコラボがあります。
転載します。
みなさんBCCでお知らせしています。重複ご容赦ください。転送歓迎です。
4月13日からシリア周辺を取材してきます。帰国後、すぐに私のアフガン&シリア報告と、コント・パントマイマーの松元ヒロさんとの「想定外な」コラボを行います。関西地方に在住の方で、お時間都合つく方はぜひお越しください。
ハシズム・コントもあります。
日時:4月27日(金) 午後6時開場 6時半開演
場所:吹田メイシアター小ホール (阪急千里線吹田駅下車すぐ)
入場料:前売り2千円 当日2500円。
お問合せ かんきょうムーブまで。
「ピナ・バウシュ踊り続ける命」を観た。311という日に。
あ、「ネットワークでつくる放射線汚染地図5」が始まりました。少し中断。
終りました。放射性ヨウ素のネットワーク地図が新たにあきらかになってきました。影響下の子供達がもれなくきちんと医療などのフォローを受けることができるようにしてほしい。
命への思いを馳せた一日。デモの前にみたピナ・バウシュのドキュメンタリー映画は、3Dであったこともあるが、映画というより舞台の中に入り込んでいくような感覚もあった。ダンサーの肉体の美しさは、人間とはこんなに美しかったのかとおもうと同時に生きている命、人間くさい人間の息遣いを感じた。
街の中でのダンサーの映像は、本当に素晴らしい。時にコミカル、時に悲しい。 ピナ・バウシュはダンスのことを「言葉であらわせないものを表現する」と言っていた。 沢山の言葉であらわせない気持ちをこの一年は、沢山の人が感じたに違いない。
ダンサーの動きは、ときに障がいを持った人たちの動きを思い出す。そうそう、みんな自閉症の人になったみたいに目の前で手をひらひらさせたり、急に倒れたりしてみたいようにおもわないですか?私はなんだか好きです。
中ノ島公園で、黙祷の後、脱原発デモに加わる。あんなに多くの人だったのに知った人に何人か会った。原発はもうごめんだ。粛々と廃炉に向けて進んでほしい。新たなヒバクシャをもうつくらないで!
浪さんに石垣島まで会いに行きました。
浪さん数えで91歳。2009年に大阪・京都とコンサートツアーに同行して(運転手として)また、石垣に会いに行くね~~と約束したまま。色々あり、震災まであり・・・ようやく。再会を果たした!!
ナミイおばあの出勤しているデイサービスのある介護施設でケセランぱさらんスペシャルとして、2人の仲間を引き連れ、チンドン太鼓、二胡・アコ・ギターでオジイ・オバアと大阪の歌や東北の歌、沖縄の唄、中国やモンゴルや韓国の歌で歌い踊り遊びました。
夜は、親戚のショーコーさんのところで、宴会をしたり、民謡スナックで一緒に演奏に加わったりしながら、楽しい時間があっという間に過ぎました。オバアは、本当に真摯に音楽に向き合って生きています。歌を残そうと、カタカナで歌詞を思い出しては書き、ラジカセを操作して自分の歌を録音で残します。「あんたも覚えてね」ということです。
唄を引き継ぐ、どんな形であれ。オバアの80年を越える三線弾きとしてのキャリアが重く私たちに訴えます。こうして生きてきた。いつも三線弾いて、生活してきた。
250円で9つの時に売られた時、三線教えられても、夜になったらついうとうと眠っていたらお姉さんからどつかれた。そうして覚えた数々の唄。その頃の沖縄では、子供売りがいたそうだ。片側のカゴには野菜。片方に子供。「子供は野菜みたいにしてうられていたんだよ。」とオバアは言う。
オバアは沢山唄を覚えた。「沢山のお部屋があるお座敷で、私が弾いたら他の部屋から聴きに来るんだよ。」三線の名手。お座敷唄はさながらジュークボックス。
今日も、おどります。オバアは夜8時や9時すぎてから元気になる。民謡スナックで遊んでいたらあっというまに午前1時。オバアはまったく動じません。「みんなが寝る時(お年寄りのお友達が)から遊ぶから、友達とは遊べないさ~。」そらそうやわ。
関西で、今年はおばあとまた会えそうです。みなさん。楽しみにね。
ピナ・バウシュの二つのドキュメンタリー映画が上映される。
2009年に亡くなったピナ・バウシュ。ずいぶん前にたった一回だけ舞台を観る事ができたが、とても素晴らしい世界に惹きこまれた。
映画は、2つ。
一つ目は、ヴィム・ベンダース監督が撮った「pina/ピナ・バウシュ踊り続けるいのち」だ。
公式サイトは http://pina.gaga.ne.jp/top.html
梅田ブルク7で2月25日から。3Dでの上映もあるらしい。わくわくする。公式サイトの映像も美しい。舞台が屋外であったり、これも別のピナ作品なのだろう。魂が息づく。ダンサーの中に宿っているのだろうか。
もう1つは、「ピナ・バウシュ 夢の教室」 40人のダンス経験のない若者に彼女の代表作「コンタクトホーフ」を10ヶ月間で振付けるドキュメント。
ダンスを通じて、解き放つ。音楽でも表現することは、解き放つことにつながるけれど、ダンスはダイレクトに身体表現を使うことで生身の自分をあらわすというところが、もっと生ナマしく、しかしそれを受け取る人にも強烈な印象をあたえるとおもう。
公式サイトは、 http://www.pina-yume.com/trailer.html テアトル梅田で3月17日から公開
どっちの映画も要チェックである。そして、見終わった後に沢山語れる映画となるだろう。