世界報道写真展2012 

今年も、ハービス大阪へ足を運ぶ。
世界報道写真展には、毎年行っている。去年世界で何があったか、という報道の写真。
自然の写真、恒常的な社会問題の写真、スポーツや日常を切り取った写真。

分野は、いろいろ。
けれど、今年の写真展には数多くの日本を写した写真が展示されていることはわかっていた。何よりも昨年の3.11は、世界にも悲しみを痛いほど伝えたから。

でも震災だけではなかった。アラブでは革命が吹き荒れていた。
今にも飛び出しそうな、リビアの反政府戦士たち、他の写真にもカダフィのなきがらが写されていた。エジプトでもムバラク政権に対する抗議の人々の怒りの姿。

ときに、これが人か?と思わせるような死の姿に深い溜息がでた。
かと思えば圧倒的に大きく美しいベトナムの洞窟。
ケニアでは、サイの角の乱獲。あるいは、一面のフカヒレ。ひれのためだけに捕獲されるサメたち。人間の贅沢な嗜好のために命を奪われる。人は、生きるために自然を分けてもらわないといけないけれど、必要のないものまで奪っている。

人は、おろか。毎年、どこかで紛争があり、同じ国で命の奪い合いをしている。
でもそういうことがあるということさえ、見ぬふりをするのをやめたいと思う。

世界報道写真展の受賞作は、以下のサイトで見れます。

世界報道写真展2012
http://www.asahi.com/event/wpph/about.html

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