夢はまだ続く 浪さんとの日々

Osakalive
16日大阪

浪さんは、人が好き。
どんなに知らない人でも、浪さ〜んとなつけば色んな話をして、疲れ知らず。これは驚異的。

お家で昔の話をしていた。

お母さんが亡くなって、何回忌かの時。その頃土葬だった石垣では、墓から法事の時に取り出して、3人ほど骨を外す人、洗う人、拭く人がならんで、遺体を綺麗にし骨壷に納めた。
まるでお母さん、生きているような髪だったので、子供の浪さんは触って見た。するとズルっと外れてしまったのよ。

その時子供のナミイは、お母さんのとばらまを聞いた。確かに、お母さんが歌ってる。
亡くなってしまったのだけど、歌は聞こえる。
お母さんは歌が好きだった。お母さんは、お前も歌いなさい。歌って生きて行くのだよと歌う。
何処から聞こえるのかな?と思ったら自分の頭の中で聞こえた。確かに聞こえた。

昔は、死んだ人が、残した人に心を伝えるために、とばらまを歌ったそうだ。それが聞くひとは、どこかその人のゆかりのところに佇み、耳を傾けていたという。

お母さんの話をしていて、浪さんは泣いてしまった。
お母さんが、歌うことを教えてくれた。こんなして生きていけるのもお母さんのおかげ。と。

時に、幻想的な風景だ。
けど、娘の初枝さんは昔は本当にキジムナーみたってよ。と言うし。

きっとヤマトにはない魂のゆらぎが島にはあるのだろう。

カミサマのご縁。
浪さんの周りにはいつも歌の名手がいて、歌が一杯。
聞き覚えた曲は数千曲。

ウタがつなぐ。繋いだものは受け取らなくてはならない。

遠慮したら福が逃げるそうだ。

今度はナミイ歌本から自分が歌い継ぐ曲を選んでやって見たいと思っております。

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