楽器に恋し・・そして

20120704-004451.jpg真夜中の月

今日は、時々強い雨が打ち付けていた。朝、強烈な雨が降っているのを窓から眺める。そういう時、ふわんと緑の臭いがやってくる。特に元気なローズマリーの香りは、雨もいいよなと一瞬思わせてくれる。

雨は昨日でなくて良かった。勝手な話だ。昨日は楽器を持ってホスピスで1時間ほど演奏していた。
いつも病院のデジタルピアノも使うけれど、私は三線、アコーディオンも使って、車椅子やベッドごとお部屋から出てきてくれた患者さんの前まで行って音を鳴らす。三線のへびの皮もさわってもらう。「へー、うろこがついてる」とちょっとはがれかけたうろこも触ってもらったり。

私たちはいつも多くの楽器をもっていく。相方と助っ人のも含め、二胡・のこぎり・ギター・チンドン太鼓・なみの音の楽器・ハーモニカが昨日の楽器たち。うたも歌います。相方のてじょんが黒人霊歌の「Amen」をもじって「えーねん」で、みなさんをほめちぎる。なかなか楽しかった。

楽器で空気を震わせて、こころに届くよう願う。
「初めて、目の前で音楽聴いたわ。」と美しい患者さんが涙ぐんだ。こんな私たちだけどささやかな時間のおみやげを置いていこう。

楽器は時に、生き方の方向を少し変えてしまうときがあるものだ。とこのところおもう。
東北行きの前に始めた、アコーディオン。この楽器に恋してるような感じ。
いつもピアノみたいにでかくて、頑丈な楽器と向き合っていると、ピアノの方から仕方ないからヒトの相手してやってると感じる時がある。けど、アコーディオンは抱いて使う楽器。
なんていとおしい・・・

古くて、昔は小学校の鼓笛隊で弾いていた(このときのは合奏用ですね)懐かしい楽器。調律のお客さんちで見つけても実は興味シンシンだった、そういえばおもちゃのアコーディオンを抱えてカントリーの演奏のとき助っ人で入った。近くて遠い楽器。

なんで、今まで出会ってたのに手を触れなかったのかな。もっと前に始めていたら、もっと上手になれてただろうな。ともおもうが、すぐに打ち消す。
例えばこの10年私は何をしていたの?と考える。色々あった。演奏の活動もバンドだったり、やらなかったり、今のように相方といろんなお人に出会いに楽器もって行ってなかった。
今だから積み重なったオモイが、考えてきた数々が、出会った出来事が音に込められるのかもしれない。

この楽器を始めるために、先生のところへ行った。たくさんアコーディオンの先生はいらして、あんまり敷居の高そうな先生はちょっとなとか、かなりの時間ネットの中をさまよっていた。で、たどりついたのがyoutubeで実に楽しそうに演奏する先生。
初めて体験に伺うときは、どんな方が緊張。笑顔で迎えてくださったけれど、もっとも揺さぶられたのは、目の前で鳴らしてくれたアコーディオンの音だった。

一目(聴)惚れ・・・。
こうして、やっとのことで、色んな条件がととのって、今、この楽器とであうことが出来た。この年になってから始めるということは考えないことにした。これからが恋の季節さ!

あ、先生の紹介は以前の記事にあります!CD素敵ですよ。
http://pianocraftwork.net/?p=253

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