カテゴリー別アーカイブ: 平和

世界も 沖縄も

報道写真展2014

毎年足を運ぶ、世界報道写真展。一年前、世界で何があったか。報道写真を通じて振り返る。報道写真なので、紛争や事件、生々しいものも多いけれど、時々ハッとする位、主体の人物が美しく、くっきり浮かび上がり引き込まれるものもある。
幻想的な写真がごくごく現実的な事象であったり、苦しみや悲しみの中から生のエネルギーを感じさせるなど、切り取られた瞬間の写真のエネルギーは温度こそないが私に迫る。

来年は今年の世界の戦争状態がたっぷり写真になって行くのだろう。悲しいことだ。

しかし、世界だけではない、今日まさに闘っていることを忘れないでほしい!
辺野古の海で、キャンプシュワプ前で!

今朝始まった、ブイ、フロート設置。
辺野古に注目して欲しい!

辺野古浜通信
http://henoko.ti-da.net

石垣で沖縄でご縁をつなぐ

7・9 CITY JACK
シティジャックにて
太陽の里
太陽の里にて
沖縄愛楽園
沖縄愛楽園
ガマ
愛楽園 ガマ
辺野古テント
辺野古テント村

7月沖縄に行くのは、久しぶり。観光客が多いのと暑いのを避けて冬に行くことが多かったけれど、本当は沖縄慰霊の日に行きたかった。が、予定が立たなかったのだった。

今回は、石垣島で多くの方々のお力添えで、ライブハウスでナミイおばあを共演できました。
その前に、7月9日の出発前日、沖縄には台風8号がやってきており沖縄本島では停電や冠水など被害がでていると情報が入っていた。当然8日は、全便 飛行機は欠航。石垣に電話を入れると、「大丈夫さ~」とのこと9日に飛ぶことを祈り、それとともに留守中に大阪へ台風の直撃をくらわないことを祈りつつ旅じたく。

無事、飛行機は飛んだが、25分遅れ。到着も当然遅れ、着いてすぐレンタカーやに行き、そのまま「聖紫花の杜」のお年寄りと遊ぼうと準備していた時刻を過ぎて、到着。介護職員さんに時間つなぎをしていただいて、大急ぎで準備。
わけのわからんままに、キーボード(宅配で送っていた)の梱包を解き、PAにつなぐ。

テンションはあがっているけど、ナミさんを呼びこみ歌ってもらったら、またまたすごく声がでる。なんていう93歳。
どんどん曲を繰り出し、お年寄りたちや職員さんたち、集団で安来節を踊りだす。おお~すごいすごい。その辺のプラスチックかごを頭に、若い職員から、そこそこの人まで見事に踊ってくれた。ナミサンも、調子を上げていく。
最後は六調! いやはや。夜もあるんだよライブ。

夜は夜で。やはり夜に強いナミイおばあ。私たちが歌って半ば過ぎ、ゲストで呼びこんだ。
ここでも、「ストトン節」「安来節」「ラッパ節」その他色々、ぞくぞくと飛び出る。踊りのヒコチャンも絶好調で踊りまくる。踊りが先に終わるか、ナミさんの三味線が先かわからないまま、延々と続く、歌と踊りの宴!
面白かった~。

このCITY JACKさん。すてきなライブハウスで、いろんな楽器もあるが、PAもすごい。PAのオペレーターにBIGINで有名な根間楽器さんの根間さんがついてくれた。細やかに調整していただきとてもやり良かったです。感謝。

そうこうして、石垣の1日目が怒涛のように過ぎていく。まだまだ夜は続く。

翌日は、「太陽の里」でまたまた、盛り上がる。沖縄のお年寄りたちは、民謡が好き。ナミイおばあの唄三線でおどり、私たちの音楽でもいろんな楽器で遊んでもらう。
これまた、楽しい時間が過ぎた。
その夜もまたナミイと遊びます。「あお」さんで歌いだすと元気がでる。声に艶もあり、絶好調。てじょんが「うとうと」してもまったく動じず、歌い、弾く。降参です。「このへんで終わるか?」と解散。

石垣では、いろんな方とお会いし、お話し、食べ、飲んで楽しい時間があっという間。どこの海も展望台も、行かなかった。
人に会う旅、続きます。

そして、3日目は沖縄へ。本島でも移動しました。
アブチラガマでは案内をお願いする。 2~3年前にも私は入ったが、てじょんは初めて。深い慰霊の気持ち。沖縄本島の方々は親せきを沖縄戦で失っている方が本当に多い。生き残ったおじいやおばあの言葉は、「戦争はだれにとっても地獄」
敵も味方もない。地獄はみんなを飲み込むのだ。
平和祈念公園にも立ち寄ったけれど、ここの慰霊碑「平和の礎」は、沖縄戦で亡くなったすべての人を対象に慰霊している。
米軍もだ。こうして、靖国とは違う、魂の静め方があることを知るべきだ。

翌日は、ハンセン病療養所へ「沖縄愛楽園」を訪問。丁寧なガイドボランティアさんに感激する。
他の療養所と違い、ここは米軍の爆撃を受けている。上空から見ると基地のように整然と施設があるのでねらわれた。
入所者は、自らガマを掘り、避難場所を作った。その作業で傷ついたり、病気を悪化させたりする人も多く、ひどい状況だったそうだ。退所者も多かったが、なかなか社会が迎えてくれず差別に苦しむ人は今も多い。世代を越えて、それは今も続く。
終わった問題ではない。まだ、続く差別は根が深い。

そして、辺野古へ。今まさに集団的自衛権という交戦権をこの政府は手に入れた。まだ。まだ抵抗は続けないといけない。
国民を守るという詭弁に騙されない。辺野古を見ればわかる。米軍にとってつごうのよいように動いていくことの恐怖を知らないといけない。誰が得してるのか?非暴力抵抗が続く、辺野古のテント村。
私たちが見たもの、聞いたこと、出会った人の思いをあちこちへばらまくという役割を果たさなくてはならない。

是非沖縄へ行ったら、名護市の辺野古へ。さらにその先にある東村へ高江のヘリパッド建設に抵抗する場所へ、出かけて下さい。内地で知ることができない、その問題の本質を知ってほしいと思います。

ハングルで9条

ハングル9条シール
ハングル9条シール

お友達から、こんなん作った〜と送ってもらった。

日本国憲法第9条。これをハングルで書いたシール。
今、集団的自衛権のためにないがしろにされている憲法。
在日コリアンの人たちにも、平和憲法を伝えたいと、日本コリア協会が作成。
2枚一組100円で、5セット以上で送ってくれる。

ちんどん 毎日新聞 夕刊に掲載されました!

毎日新聞 5・23

先日のHAT神戸 復興住宅での私たちケセランぱさらんのちんどん出前訪問活動が本日5月23日の毎日新聞、夕刊に掲載されました。

神戸のよろず相談室の牧さんに同行したのは、まだ2回目です。
これから、この活動を覚えてもらって神戸に行った時は一緒にお話させてください。ひと時の、楽しさ、困りごとなど一つ一つしかできませんが、音が人を結びつけることもあると感じる活動です。

一緒に行きませんか?

ジャナグルと河野さんのコンサート♪

ジャナグル2014ツアー
ジャナグル2014ツアー2

ジンバブエの頼もしいおっかさん、高橋朋子さんがこの6月にジャナグルの子供達と日本ツアーをスタートする。

今回もハードに日本中をダンスと音楽で駆け抜けるスケジュールだが、関西滞在の間は何やかやとおてつだいする。

スケジュールはコチラに
http://jenaguru.blog57.fc2.com

その中でも、これまたお友達のJAZZピアニスト、河野康弘さんとのジョイントコンサートも京都で開催される。
このコンサートの収益は、ピアノをジンバブエに送る資金となる。
河野さんは世界中にピアノを贈って来た人。

ジンバブエの子供たちのために、ぜひ御協力を!

転載歓迎

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①ジンバブエの子どもたちが京都へやってくる
②Earth Harmony 2014 in KYOTO 応援団募集
③カンパ大歓迎です。
④ジャナグル日程
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①ジンバブエの子どもたちが京都へやってくる
Earth Harmony 2014 in KYOTO
JENAGURU with Mr.KONO
詳細⇒http://www.geocities.jp/wahaha1113/wahaha/concert20140614
【日時】6月14日(土)13:00 開場 13:30 開演
【出演】ジャナグル、河野康弘
【会場】京都国際交流会館 ℡075-752-3511
    地下鉄東西線「蹴上」駅徒歩6分
    〒606-8536京都市左京区栗田口鳥居町2-1
【料金】前売3,000- 当日3,500-
【申し込み】Confetti(カンフェティ)・観劇ポータルサイト
WEB予約 http://www.confetti-web.com/ticket/ticket.aspx?tid=121572
電話予約 カンフェティチケットセンター0120-240-540
(受付時間 平日10:00~18:00)
※申し込み後セブンイレブンで購入していたたきます。

問い合わせ<地球ハーモニー>
電話090-1657-0174 Fax.075-406-1956 E-mail wahaha1113@gmail.com
主催:地球ハーモニー 協力 あけぼの・保育学院
地球ハーモニーHP http://www.geocities.jp/wahaha1113/
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②Earth Harmony 2014 in KYOTO 応援団募集

★下記に必要事項を記入の上FAXまたはEmailしてください。 
FAX.075-406-1956 E-mail wahaha1113@yahoo.co.jp      
よろしくお願いします。                     
地球ハーモニー代表 河野康弘      
問い合わせ:E-mail wahaha1113@gmail.com    
TEL.090-1657-0174
地球ハーモニーHP  http://www.geocities.jp/wahaha1113/
★チケット販売応援団 たくさん募集
 お客様に来ていただく事が、まず第一です。チケットの販売の協力をお願いします。
 客席200席ありますので満杯にしたいと思います。
 来られない方はカンパとして購入していただく事もありがたいです。
 ※領収書が必要な方は後日お送りしますので住所、氏名をお知らせください。
 <内容>
 ○前売りチケットを10枚(多いのは大歓迎)預かっていただき販売していただきます。
  (ノルマはありません)
 ○手数料 10%(1枚につき300円)お支払いします。

★6月14日(土)当日スタッフ5名
 <内容>
 ○5月31日(土)午後3時 嵐山Mellow Cafeで打ち合わせ。
 ○6月14日の受付、CDなどの販売、飾り付け、後片付けなど。
 ○当日の予定
  09時30分 集合
  13時00分 開場 13時30分 開演 15時30分 終演予定
  17時00分 後片付けをして会館を出る。
  18時00分 嵐山Mellow Cafe で打ち上げ。
  20時00分 終了し阪急嵐山駅へJENAGURUを見送ります。
 ○交通費 5,000円(二日間参加として)お支払いします。
 ○コンサート会場 京都国際交流会館 地下鉄東西線「蹴上駅」徒歩6分
        ℡075-752-3511 〒606-8536京都市左京区栗田口鳥居町2-1
 ○打ち合わせ、打ち上げ・交流会 会場 Mellow cafe 阪急嵐山駅 徒歩5分
        ℡075-864-2020 京都市西京区嵐山上河原町1-3ビジネスホテル嵐山1F

応援団申し込み—————————————–
どちらか一方、または両方を選んでください。
★チケット販売応援団 に、申込みます。 
★当日スタッフ応援団 に、申込みます。
★必要事項
ふりがな
氏名                      
電話番号
携帯番号                    
E-mail   
住所 〒

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4.3事件を扱った初めての映画「チスル」

チスル

済州島の4・3事件慰霊祭に昨年は行った。大阪の生野区には、多くの済州島出身の在日の人たちがいる。ということは身内を失った遺族であるという可能性も高い。
韓国でもタブーのように積極的に4・3事件とは何であったのか語られて来なかった。この映画は、映画として初めてこのテーマを扱ったということにおいて大きな意味があることと思う。

第二次世界大戦終了後、朝鮮半島は米・ソに二分されて統治されていた。そんな中、南朝鮮を統治していた米が南に新国家を樹立させるため単独選挙を実施をおこなおうとする。こうなると国が二分されることが固定的になるため反対する勢力が生まれた。済州島では、その前に警察との衝突もあり、単独選挙も反対勢力の抵抗が強く1948年4月3日に300名ほどが武装蜂起した。政府と衝突、赤狩りというような形で、米軍の指示により済州島の焦土作戦が命じられた。暴徒を射殺するというが、結局1954年までの7年間で3万人の罪のない人々が自国の軍隊によって残虐な方法で殺された。

この映画は、この不条理な殺戮を、軍隊の側、逃げて洞窟に隠れる村の人々の側、2つのサイドから描写される。モノクロで過剰なおどろおどろしさは消えているが、抽象的な人物設定もあり、実相を知りたいとか、事件の全体像を知りたいといった思いは打ち砕かれる。虐殺の恐怖、なぜ殺されないといけないのかわからないまま殺される人々。

大阪に暮らす多くの済州島出身の方達は、この島から逃げてきた人たちも、また多いのだ。

After 7/16 1945

2014・2・2

今日の午後は、ラジオフォーラムイベントで西谷文和さんのシリア・アフガン報告と小出裕章さん(先生と呼ばれるのはお嫌い)の「原発と戦争はつながっている」のタイトルでの基調講演を聞きにでかける。

1945年7月16日ポツダム会談の日、人類初の原爆 トリニティがニューメキシコ州で実験された。という事実を知った。
その後、8月6日、9日と日本には違うタイプの原爆を投下される。

そもそも原発の成り立ちは兵器の技術というのは知っていても、原発は核の平和利用などという言葉のごまかしを真に受けてはいけない。
小出さんの紹介したNHKの番組「核を求めた日本」は2010年10月に放送された。その時も大きな話題になっていたのに、なぜかすっかり記憶から抜け落ちていた。
改めてネットで見た(見てみてください)。 よく考えるとそれから半年しないうちに3・11を迎える。after 3.11。確かに変わった。実際にリアルタイムで核にさらされた経験は、見方をかえてしまった。
日本の核に対する政治的スタンスを生々しく語り、1969年の蜜会談の中身があかされるこの番組を再び見ると、佐藤栄作がノーベル平和賞を受賞するナンセンスに怒り、今だに続く核兵器保持の公式見解に戦慄する。

今まで浅い思考の私は、核兵器が被爆国日本にとって絶対悪であるということが明白なため、原発とは離して考えていた。だが、今日の講演はそれを覆す内容だった。
原発を平和利用という言葉で、稼働させたいのは核兵器をいつでも作れる状態を維持するため。ということで、西谷さんの言葉をかりれば、「平和利用」でなく「平時利用」というべき状態。「戦時利用、有事利用」とは核兵器製造となる。

六ケ所村の再処理工場の再処理の仕組みの解説もわかり易かった。
使用済み燃料のペレットという瀬戸物は2800度で溶けるそうだが、その中のウランを取り出しプルトニウムを製造するのだが、取り出しには強い酸を用いるそうだ。そのプロセスは余りにも危険。施設そのものも危険すぎるシロモノである。

辺境だった青森県へお金を入れる。沖縄も同じ。辺野古移設のためにお金。
その根底には差別が隠れている。という小出さんの言葉は、重く私に届けられた。

そしてアベ政治の流れがもう動いている現実に、さらなる抵抗を続けなければ多分後悔するだろう。

I have a dream 50年

David  Ericksonさんが公開している写真。 CC-BY-2.0 flickr
David Ericksonさんが公開している写真。
CC-BY-2.0 flickr

1963年8月28日ワシントン大行進で、”I have a dream”の演説があって50年
ジムクロウ法はなくなっても、差別は暗く深いところにある。

しかしキング牧師の非暴力抵抗運動に学ぶことは多い。強い忍耐のいる戦い。
今の日本政府にも学んで欲しいと思う。

私が小さかった頃、幸せな生活を過ごしてた高度成長期、アメリカではワシントン大行進が
行われていた。歴史の事実を自分の環境で想像し実感を得ることはとても難しい。
だから、知る努力を惜しまないようにしたい。

68年前 8・6

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=SXkuKWoJKTs&sns=em[/youtube]

ドキュメンタリー映画「ひろしま ~石内都・遺されたものたち」

毎年 8・6があり8・9があり、その上3・11 核に脅かされた忘れ得ぬ日。
石内さんの「ひろしま」という写真集を持っていることは、何度か書いた。この映画はNHKですでに放送されたもので、前に観たものと同じらしい。とても良いドキュメンタリーだった。

この映画は、カナダでの石内さんの写真展に焦点をあてている。カナダという国はアメリカとは随分違うらしい。原爆に関するこの写真展を北米初で開催した。
カナダの先住民族の人々は、原爆に使用されたウランを掘作したことを謝罪している。彼らもまた、ウランによって被曝したのにもかかわらず。

石内さんの被曝した方々の遺品の写真は本当に美しく、キュートなワンピースを着て女性が暑い戦時下の広島にいたこと。華美を咎められる時は下に着ていたとも聞く。いつ何時もお国というものが始めた戦争は、民に犠牲を強いるばかりで、挙句に命をも奪う。

そして世界中にヒバク環境が今もあり続け、新たなヒバクシャを産み続けている。
NPTに署名しない悲しい日本。原発輸出という死の商人となった首相のいる国。
この商人は、核廃棄物は日本で処理しますからどうぞご安心をと言い、売りつけた国が核兵器を作れないように廃棄物をため込んでいく。アメリカさんこれで売っていいよね。

世界中に繰り返されたヒバクシャのことをまとめたサイトを見つけた。広島の中国新聞のサイト。以下のリンクで。
世界のヒバクシャ

68回目の沖縄慰霊の日

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Flikerより

沖縄をおもふ

68年前
辛い記憶。子供時代に見た、聞いた、匂った 沖縄戦
青年の時の恐怖に満ちた時間。
オジイやオバアたち、PTSDの状態であるという調査結果
今も聞く、米軍機の音。 誰も忘却を許してはくれない
心穏やかな眠りも

内地から胡散臭い顔ぶれがやってきた
これ以上 何を奪う?