2015年がスタート!

Blog更新よりFBの情報が先行しておりますが、文章の割合が多いのがこのblogという感じで今年もぼちぼち更新いたします!

今年もよろしくお願いします♪

昨年終わりには、安井音楽教室の皆様とピアノバラバラショーを楽しんだり、年末にはHAT神戸を訪問したりと、最後まで活動させて頂きました。

今年の第一発目は、恒例になった「桜の宮苑」さんで4階、3階、2階と駆け回り音曲パラダイスで入所のみなさんと楽しんでまいります。

そして地域のためにも何かお役にたてることをしなくちゃと、1月10日、11日
13時から、東淀川区小松の松山公園にて行われる「ウインターフェスティバル」に参上します。その後も祭り中は、チンドンでうろついてます。
お世話になっている、韓国料理店「山水屋」さんも出店!
ぜひえべっさんにお越しの際は、向かいの松山公園を覗いてくださいね!

美味しい、楽しい、寒いけど、あったかい街になればいいなと思います♪

詳細は、下記リンクへ 小松地域活動協議会
https://www.facebook.com/komatsutiiki?ref=ts&fref=ts

ウインターフェス

2014年11月東北ツアー「南相馬」

昨年は、「いちばん星アートフェスティバル」にちびチンドンを100セット手作りしてもらうために準備し参加。兵庫県の子ども振興協会さんの助成金のおかげでした。
今年は、二人で仮設や施設を回らせていただいた。

南相馬で今回宿泊したのは、農家民宿「塔前の家」さん。震災で前から営業していた民宿の1階部分が津波で流され、お孫さん、足の悪いおばあちゃんと一緒に2階へあがって助かった。避難所も何か所か渡り歩き、仮設暮らしを経て、別の場所に民宿を再建された。
震災の日の話、その後の避難所での理不尽な扱い、人間不信になるようなことも経験したという。しんどい時こそ、人は本性がでるというのは本当らしい。

現在も決して安心、安全が保障されているわけではない。原発の影響下にある南相馬では、水も空気も安心できない。放射線量を示すポスターが部屋に貼られていた。2011年からだんだん、線量が下がっていっている色分けマップだが、信用はしていない。
民宿では、水は購入したものを使用。野菜は10㏃以下のもの(一般的にNDとされる)しか使用しない。とくに水は、山から流れて湖にため、それを使用しているところもあり信用できない。
地域によっては線量が高いから、土埃を吸うと内部被ばくするから、マスクしないといけないよと教えてくれた。

津波に家を奪われ、原発に人が必要な環境を奪われた。生きるためにつねに掛るストレスにさらされる。毎年来ても、見通しの立たないのが、原発のあるところ。

でも、素敵な出会いもあった。同宿になった「どろだんごのおっちゃん」、どろだんごで日本を回っているご夫婦。つるつるの団子の最高の完成形はマリンブルー!相馬のイベントに行くという。放射能の影響があり砂遊びができない子どもたちのために、どろだんごの材料も持参してやってくる夢のあるお仕事。一緒に何かしたいね~と意気投合しました。新しい出会いは嬉しい。民宿でもミニミニコンサートをご近所の方も来ていただいてしました。

翌日は、施設、仮設集会所の2か所で、音曲炸裂! 借り上げ住宅でバラバラになった高齢者の人たちのための憩いの場所、そして、仮設の集会所では2011年に原町の陸上競技場の避難所でであった方々と再会!元気に歌って、踊ってひとときを過ごしました。

いろんな方のお世話で、こうやって出会うことができました。感謝いたします。
そして、またの再会を約束して!
皆さんも、生きてください。そして関わり、繋がって、一人にならないでください。
また来年!

2014.11東北ツアー

宮城県石巻市 開成仮設住宅
宮城県石巻市 開成仮設住宅
女川地区
女川地区
女川かさ上げ工事
女川かさ上げ工事
希望の鐘商店街
希望の鐘商店街
まりちゃん家 外観
まりちゃん家 外観

まりちゃん家で音曲
まりちゃん家で音曲
南相馬 農家民宿「塔前の家」
南相馬 農家民宿「塔前の家」
南相馬高齢者サポートセンター希望「あすなろデイ」
南相馬高齢者サポートセンター希望「あすなろデイ」
あすなろデイ2
あすなろデイ2
南相馬 高見仮設集会所
南相馬 高見仮設集会所
国道6号線
国道6号線

今回の旅も、新しい出会い、毎年の出会い、久しぶりの出会い。感激と嬉しさいっぱいの人と人を数珠つなぐ旅でした。そして、もう一つの大きなテーマは、被災した場所を見続け、見届けたいという思い。けれど、見届けるには命が尽きるかもしれない・・・そんな果てしない、先行きの見通しのたたない現状に怒りを感じる。

仙台空港からレンタカーで直行したのは、開成第2仮設住宅。2011年以来の再会を果たした、まりちゃん!LOVE LOVE。昨日会ったばかりのような親近感。まりちゃんが企画する、仮設での「ちくちくの会」にあわせて、私たちは音曲パラダイス。ちくちくの会では、まりちゃんの運営している高齢者施設「まりちゃん家」で介護に使われる布を、この会でみんなで寄り合い、おしゃべりしながら使いやすい大きさにしていく。仮設からでてもせっかくできたご近所さんもてんでバラバラになる抽選式の復興住宅。コミュニティーをまた崩されて、身内を失った孤独な人は孤立していく。まりちゃんの呼びかけで、ぐちを聞いたり、肩寄せ合って、少しでも心休まるひと時となればと行われている。

午後は、1年ぶりの千人風呂へ。今回はスタッフのクマさんに石巻周辺の被災地を案内してもらう。私たちは自分なりには、動いて見てきているところもあるけれど、ちゃんと地に足をつけて支援し続けている人に案内してもらうとみる視点が変わってくる。

大川小学校。写真は撮れなかった。慰霊碑が冬になっていく強い川風に吹かれていた。小学校は、そばの川面と変わらないような高さにあった。ただ、真後ろに山。津波が逆流してきたが水が当たる方向があったようで、大川小学校の方へ来るとなかなか思えなかったようだ。
この辺の小学校の子どもたちは、都市部と違って学区が広い。親が送迎したりすることも日常。
とどまっていた親も子も心細かったろう。悲しすぎる。

女川地区。 まだひっくりかえったまんまの建物の横をダンプが走り回る。ともかく、石巻はダンプが多い。津波で消滅した町や村もたくさんあるところに、ダンプは砂利や土を運んで驚くようなかさ上げ工事が行われていた。土を高く積み上げ、高台を作って町を再建する。しかし、そこに人がもどるか?いつ工事が終わるのか?待てるのか?
工事の向こうの山を越えたところに女川原発があると教えてもらった。

移設した役場、復興商店街 いろいろ過渡期のものがいっぱいある。いつまで過渡期なのだろう。

日和山にもあがった。夜景は今は光がいっぱい。けれど漆黒の日が長くあったのだろう。そして何度も見た津波の映像。人はここに大勢いたこと、心が震える。

思いを置いてきた。いつも何かを落としてくる。そんな感じがする。
けれど、ずいぶん持って帰る。そして、会う人に伝える。まだまだまだまだ。だと。

さて、翌日はまりちゃん家の方へお邪魔。とても素晴らしい高齢者施設で、介護される人、する人の関係でなく、一緒の目線で生活を共にする。スタッフさんのお給料がこの日支給されるのだったが、その渡し方とは・・・。利用者さんの支払いで成り立っているので、利用者の方が誰か代表でスタッフに渡します。まりちゃんが、「○○さんは、一生懸命働きましたか?お給料あげてもいいですか?」と声かけし、「いいよ~」となったら手わたされる。私があなたに払うのよ。という対等以上の関係。いいですね。スタッフのみなさんも明るい、乗せ上手。思わずこちらもノリノリで音曲炸裂したのでした!

まだまだ、旅は続きます。
次回のポストで。

11月3日竹の楽器を作りました。

11月3日 伊賀で竹楽器を作るワークショップが無事終了しました。
NPO法人 Arts Planet Plan さんにお声かけいただき、メンバーの皆さんに、竹の楽器
3種をつくってもらいました。
バリンビン(フィリピンの楽器 魔除けにつかいます。)
竹リコーダー(てじょん 創作)
竹笛(うぐいすぶえ)

アートにかかわる参加者のみなさん、レベルが高い!
ご自身で工夫して、オリジナルアレンジも飛び出しました。質問もたくさん受けモノづくりの
好きさ加減がよっくわかりました。
おかげで、とてもいい感じに楽器が仕上がり、音だしして、フリーセッションも面白かったです!

ワークショップは、とても環境のいい伊賀のワークスペース。
こんな作業スペースにいると、いろいろ作ったり、イベントしたりしたくなります。
どうもありがとうございました!

竹楽器つくり1

竹楽器作り2

竹楽器作り3

HAT神戸 10月31日で音曲パラダイス

10月31日HAT神戸イベント

毎月お邪魔している、HAT神戸 脇の浜住宅で手づくり楽器コンサートをします!

いつもはちんどん練り歩きをしながら、色んな方々とお話したり、歌ったり踊ったり、子供たちにちんどんのアンパンマンで遊んでもらったりしています。
集会室であるコミュニティルームで、いろんな楽器を触ってもらったり楽しく過ごしたいと思っております。

お近くの方、お時間がありましたら遊びにいらしてくださいね!

伊賀で手作り楽器イベント

伊賀手作り楽器ワークショップ
伊賀手作り楽器ワークショップ

11月に伊賀で手作り楽器のワークショップを行います。
竹で作り楽器をテーマに3種の楽器 うぐいす笛、竹リコーダー、バリンビン を
制作します。

もちろん、作っただけでは終わりません。みんなで演奏し、音曲パラダイス!

ただいま、参加者募集中!

関西テレビ「アンカー」の取材

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関西テレビ、アンカーの取材が7月にありました。とても暑い日でしたが、ようやく本日放送されました。2分の紹介程度です。
お友達から写メールをいただいたので、掲載しました。ありがとう!

阪神大震災から来年1月で20年となります。神戸では、仮設住宅から復興住宅へ移り住んだ人々も20年たつと高齢化してきました。その上、20年問題が起こっています。民間の復興住宅では高齢者でも20年の居住期限で追い出しが行われるかもしれません。

次から次へと起こる災害。次は自分が被災者と呼ばれるかもしれません。
結局、人は人と繋がるしか生きていく方法はないと思います。わたしたちの些細な活動でも、月に1度、賑やかにやっている私たちに何か投げかけてくれたら。と切に思います。私たちは待っています。そして、押し掛けもします。
これからもよろしくお願いします。HAT神戸のみなさんまた、行きます!!

世界も 沖縄も

報道写真展2014

毎年足を運ぶ、世界報道写真展。一年前、世界で何があったか。報道写真を通じて振り返る。報道写真なので、紛争や事件、生々しいものも多いけれど、時々ハッとする位、主体の人物が美しく、くっきり浮かび上がり引き込まれるものもある。
幻想的な写真がごくごく現実的な事象であったり、苦しみや悲しみの中から生のエネルギーを感じさせるなど、切り取られた瞬間の写真のエネルギーは温度こそないが私に迫る。

来年は今年の世界の戦争状態がたっぷり写真になって行くのだろう。悲しいことだ。

しかし、世界だけではない、今日まさに闘っていることを忘れないでほしい!
辺野古の海で、キャンプシュワプ前で!

今朝始まった、ブイ、フロート設置。
辺野古に注目して欲しい!

辺野古浜通信
http://henoko.ti-da.net

石垣で沖縄でご縁をつなぐ

7・9 CITY JACK
シティジャックにて
太陽の里
太陽の里にて
沖縄愛楽園
沖縄愛楽園
ガマ
愛楽園 ガマ
辺野古テント
辺野古テント村

7月沖縄に行くのは、久しぶり。観光客が多いのと暑いのを避けて冬に行くことが多かったけれど、本当は沖縄慰霊の日に行きたかった。が、予定が立たなかったのだった。

今回は、石垣島で多くの方々のお力添えで、ライブハウスでナミイおばあを共演できました。
その前に、7月9日の出発前日、沖縄には台風8号がやってきており沖縄本島では停電や冠水など被害がでていると情報が入っていた。当然8日は、全便 飛行機は欠航。石垣に電話を入れると、「大丈夫さ~」とのこと9日に飛ぶことを祈り、それとともに留守中に大阪へ台風の直撃をくらわないことを祈りつつ旅じたく。

無事、飛行機は飛んだが、25分遅れ。到着も当然遅れ、着いてすぐレンタカーやに行き、そのまま「聖紫花の杜」のお年寄りと遊ぼうと準備していた時刻を過ぎて、到着。介護職員さんに時間つなぎをしていただいて、大急ぎで準備。
わけのわからんままに、キーボード(宅配で送っていた)の梱包を解き、PAにつなぐ。

テンションはあがっているけど、ナミさんを呼びこみ歌ってもらったら、またまたすごく声がでる。なんていう93歳。
どんどん曲を繰り出し、お年寄りたちや職員さんたち、集団で安来節を踊りだす。おお~すごいすごい。その辺のプラスチックかごを頭に、若い職員から、そこそこの人まで見事に踊ってくれた。ナミサンも、調子を上げていく。
最後は六調! いやはや。夜もあるんだよライブ。

夜は夜で。やはり夜に強いナミイおばあ。私たちが歌って半ば過ぎ、ゲストで呼びこんだ。
ここでも、「ストトン節」「安来節」「ラッパ節」その他色々、ぞくぞくと飛び出る。踊りのヒコチャンも絶好調で踊りまくる。踊りが先に終わるか、ナミさんの三味線が先かわからないまま、延々と続く、歌と踊りの宴!
面白かった~。

このCITY JACKさん。すてきなライブハウスで、いろんな楽器もあるが、PAもすごい。PAのオペレーターにBIGINで有名な根間楽器さんの根間さんがついてくれた。細やかに調整していただきとてもやり良かったです。感謝。

そうこうして、石垣の1日目が怒涛のように過ぎていく。まだまだ夜は続く。

翌日は、「太陽の里」でまたまた、盛り上がる。沖縄のお年寄りたちは、民謡が好き。ナミイおばあの唄三線でおどり、私たちの音楽でもいろんな楽器で遊んでもらう。
これまた、楽しい時間が過ぎた。
その夜もまたナミイと遊びます。「あお」さんで歌いだすと元気がでる。声に艶もあり、絶好調。てじょんが「うとうと」してもまったく動じず、歌い、弾く。降参です。「このへんで終わるか?」と解散。

石垣では、いろんな方とお会いし、お話し、食べ、飲んで楽しい時間があっという間。どこの海も展望台も、行かなかった。
人に会う旅、続きます。

そして、3日目は沖縄へ。本島でも移動しました。
アブチラガマでは案内をお願いする。 2~3年前にも私は入ったが、てじょんは初めて。深い慰霊の気持ち。沖縄本島の方々は親せきを沖縄戦で失っている方が本当に多い。生き残ったおじいやおばあの言葉は、「戦争はだれにとっても地獄」
敵も味方もない。地獄はみんなを飲み込むのだ。
平和祈念公園にも立ち寄ったけれど、ここの慰霊碑「平和の礎」は、沖縄戦で亡くなったすべての人を対象に慰霊している。
米軍もだ。こうして、靖国とは違う、魂の静め方があることを知るべきだ。

翌日は、ハンセン病療養所へ「沖縄愛楽園」を訪問。丁寧なガイドボランティアさんに感激する。
他の療養所と違い、ここは米軍の爆撃を受けている。上空から見ると基地のように整然と施設があるのでねらわれた。
入所者は、自らガマを掘り、避難場所を作った。その作業で傷ついたり、病気を悪化させたりする人も多く、ひどい状況だったそうだ。退所者も多かったが、なかなか社会が迎えてくれず差別に苦しむ人は今も多い。世代を越えて、それは今も続く。
終わった問題ではない。まだ、続く差別は根が深い。

そして、辺野古へ。今まさに集団的自衛権という交戦権をこの政府は手に入れた。まだ。まだ抵抗は続けないといけない。
国民を守るという詭弁に騙されない。辺野古を見ればわかる。米軍にとってつごうのよいように動いていくことの恐怖を知らないといけない。誰が得してるのか?非暴力抵抗が続く、辺野古のテント村。
私たちが見たもの、聞いたこと、出会った人の思いをあちこちへばらまくという役割を果たさなくてはならない。

是非沖縄へ行ったら、名護市の辺野古へ。さらにその先にある東村へ高江のヘリパッド建設に抵抗する場所へ、出かけて下さい。内地で知ることができない、その問題の本質を知ってほしいと思います。