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2005年10月25日

ローザパークス女史 永眠

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ローザ・パークスさんの訃報を「低気温のエクスタシーbyはなゆー」さんのブログで知った。

ローザ・パークスさんは、アメリカの公民権運動の発端となった「バスボイコット事件」を起こす原因となった方である。
仕事がえりに乗ったバスで満員の白人席。黒人席にやってきた白人に席を譲らなかったローザさんは逮捕される。このことをきっかけにして、マーチン・ルーサー・キングjr牧師が主導し、アメリカ南部の黒人の公民権獲得のための戦いが始まる。

以前のこのblog参照記事
「マーチン・ルーサー・キングJr.牧師 誕生の日」

92歳という天寿を全うした。
いまから50年程前の話だ。黒人が隔離政策の元差別されていたのは。だけれど、50年経っても、経済的な、社会的な差別は続いているから、ニューオリンズのカトリーナ被害やイラクの傭兵に多くの貧しい黒人の人々は苦しんでいる。

キング牧師の演説ももう一度引用する。
「この世で最大の暴力請負人は我が国の政府である」(マーティン・ルーサー・キング Jr. 牧師)

何も変わらないアメリカに、ローザさんは何を感じて、天国にいっただろうか?


投稿者 pianocraft : 2005年10月25日 23:49

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コメント

こんにちは。このニュースは新聞で読みました。勇気のある女性がいたんですね。でも状況は相変わらず黒人の人達を苦しめているようです。偏見というのは根深くやっかいなものです。アメリカと言えば自由の国というイメージがありますが、それも幻想なのでしょう。偏見をなくすのは教育しかないと思いますが、一朝一夕には行かないようです。悲しいことです。

投稿者 Nasbon : 2005年10月27日 14:22

今日の朝日新聞の天声人語でも、ローザ・パークスさんのことを取り上げていました。

わたしのゴスペルの先生のブッチ氏のおかあさんが(黒人の方です)、やはり93歳で健在です。このような隔離政策の時代を生きてこられたのだな・・・としみじみ思いました。

歴史の事実を知る時、実感がわかないことも多いのですが、たかだか50年程前のこと・・と知ると、戦後のことやん~と思ってしまいます。負の伝統を払拭するのは、とても努力がいるのでしょう。

投稿者 pianocraft : 2005年10月27日 23:51

初めまして。
アメリカの最大暴力請負人はますますその勢いは増しているようです。それでもシンディ・シーハンさんのような人もいるし、名は知られずとも信念と勇気で行動している人はたくさんいることでしょう。
ささやかでしょうが、自分にできることをさぐっていきたいです。

投稿者 hana : 2005年11月01日 00:05

hanaさんコメント有難うございました。
アメリカの政府自体は、本当に暴力的です。この国に追随している日本は、非常に危険な場所にいると、つくづく思いますね。

なおのこと、勇気ある人に、こころから尊敬を捧げます。
次に、自分がすべきことを考えねばなりませんが・・・。

投稿者 pianocraft : 2005年11月02日 00:54

わたしのブログによく来てくれる人から,『ネビィルブラザーズ』というグループを教えてもらいました。「イエロー・ムーン」というCDの,ローザ・パークスをたたえる歌が入っています。今日は疲れているので,明日聞こうと思っています。またご報告します。

投稿者 KATEK : 2005年11月04日 20:52

そうです!ネヴィル・ブラザースは私も好きです。ニューオリンズR&Bをよく聞いてましたから、「シスターローザ」という曲ですね。

投稿者 pianocraft : 2005年11月04日 23:47

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