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2005年12月18日

歌い終わって、考える

12-1.jpg大阪方面の冬空

ゴスペル音楽をうたう。クリスマスにちなんで、イエスキリストが生まれて2005回目の誕生日を祝う歌の数々。わがプロフェッサー、ブッチ氏のキリスト誕生にまつわるストーリーを歌いこんだ詩に素晴らしい音符が乗っている曲の数々。

喜びの歌。これがクリスマスソングというものだ。
アメリカに渡ってきたアフリカの人々が、厳しい労働の日々の中で、魂のそこから待ち望んだ平安は約束の地「天国」だった。死んでからしか、平安はないというのは哀しい話だけれど、その苦しみゆえに強いキリスト信仰が生れ得たと思う。

そのことへの共感(といっても現状で共感できるものではないし、分かるとも言えないのだが最大限の想像力を使うという意味で)がゴスペルを歌うわたしの動機だ。
でも動機付けを抜きにしても、ゴスペルを歌い上げるのはとても楽しい。今回も本当の意味で歌う楽しさを感じる事ができて幸せだった。
クリスチャンの人がいたる感覚とは違うとは思うが、一緒に声を出している幸せと言うのはもっと、浮遊する感覚のように思う。

黒人問題を含め、私個人としては、「人間は差別する」ということを「テーマ」のように考えつづけている。
どんなところにも差別がある。心の中にいつも自戒をこめて、物の見方を、自分のポジションを考えるくせをつけている。

ちょっと前に書いた「ローザ・パークス」さんについての日記にアクセスが多かったことを考えると、今の日本の人たちはみんな何か不条理に差別されてる感覚があるのかな?と思ったりした。
勝ち組み・負け組みなどと言ったり、下流社会と言ったり、いつの時代に逆行してんだ~ッ。とね

そんな不条理と闘ったローザさん。キング牧師の公民権運動に学ぶ事は多いと思う。
参考になるサイトを見つけた。
StudioBE というサイトの「公民権運動 史跡めぐり1」
わたしも旅をしてみたいな。

投稿者 pianocraft : 2005年12月18日 14:52

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コメント

こんにちは。わたしも今日は「黒人霊歌」のCDを聞きました。何枚かもっていますが,歌詞のわからないつぶやきのような歌(声はもちろん呟きではありません)のものが朴訥で好きです。ジェシー・ノーマンの歌うのは,ちょっと違う感じがするのですが,彼女がドイツの歌を歌うときよりはずっと情感があるようです。もしお薦めのものがありましたらぜひ教えてください。でも歌えるのが一番でしょうね。歌詞をかみ締めながら。pianocraftさんは近くにいらっしゃるなら,聴きにいきたいところですが,ちょっと無理ですね。(hanaさんは大阪の方です)

投稿者 KATEK : 2005年12月18日 18:20

KATEKさん。ありがとうございます。
私達、黒人霊歌的なものも歌いますが、今現在、アメリカの黒人教会で歌われているものを中心に歌っています。
わたしのクアイアは、作曲も講師のブッチ・ヘイワード氏が行っているものが多いですね。

お薦めCDは、ウチのメンバーが詳しく書いてくれている、サイトでお気に入りを選んでみてはいかがでしょうか?
アドレスは、http://love.ap.teacup.com/applet/harlem/msgcate7/archive

Harlem JP ChoirのHPは
http://love.ap.teacup.com/harlem/

投稿者 pianocraft : 2005年12月19日 16:15

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