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2008年01月18日

震災メモリアル

昨朝、6時前に起きたときに、気づいた。
確かに、13年前のこの日は「どうなるんだろう?」という不安でどうしようもない長い時間を過ごした。

いつも中継される、神戸の公園。竹の中のろうそくを見て、命が数でとらえられる、あまりにも大きい災禍を思い浮かべた。今年は神戸に行っていない。忘れたわけでもない。けど。

街にはマンションが林立し、あるところは見事に美しく復興している。
けれど立ち直れなかった街もある。

経済の格差として、2重のローンなど厳しい状況も作り出してしまった。
自分がいまある生活も、浮き草の上のような、地球の上でひらひらしているだけで、根拠のない「大丈夫そうな感じ」だけで生きている。

災害の備えを特にしているわけでないけれど、昨日の報道では、これから来る災害についての耐震対策などの方向に重点が変わっていってた。これは、昨年までと少し違う感じがする。
耐震偽装問題がクローズアップされてから、従来の木造住宅も耐震対策をとる必要性を行政もいいだしはじめたから。

多くの人が木造住宅の下敷きになってなくなったという。
大阪の生野区が取材されていたが、あそこの古い町並み、狭い路地裏の人情味厚い生活圏は、裏返せば、もっとも震災に弱いところというわけだ。

行政は、民のために本当に動くというのなら、やはり、オイルを海に浮かべる船に乗せていくのはやめにして、隅々に「安心」して生きていく命の権利、「生活」「医療」を守るべきだ。

過去に学ぶことは多い。けれど、学ばないのが人間であるというのは避けたい。

投稿者 pianocraft : 2008年01月18日 22:46

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