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2008年01月15日

ロッカショ~2万4000年後の地球へのメッセージ

6kasyo.jpg
ロッカショ/STOP/ROKKAASHOプロジェクト

六ヶ所村の核燃リサイクルのことは、映画「六ヶ所村ラプソディー」で村の人々の苦悩。賛成派・反対派の両サイドから、この問題の深さや難しさを知ることができた。

しかし、改めて六ヶ所の問題をWEBサイトからでなく、本として出来上がったものを読んで、怒りがこみあげてきた。
グリーンピースのサイトからの説明にもあるが

六ヶ所村再処理工場は、青森県六ヶ所村の「核燃料サイクル施設」にあります。 「核燃料サイクル施設」の中には、再処理工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、ウラン濃縮工場、低レベル放射性廃棄物埋設センターがあります。全国の原子力発電所から出る使用済み核燃料は、再処理工場の中の使用済み核燃料貯蔵プールに送られ始めています。「サイクル」「再処理」という名前を使っていますが、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す施設で、プルトニウム生産工場です。

そのプルトニウムを再度原子力発電所の燃料として使う、というのが日本政府の計画ですが、使用済み核燃料を棄てさせてくれる場所がないので、とりあえずの置き場所を確保したいというのが政府・電力会社の本音でしょう。

核のゴミ処理工場。としてのロッカショ。
もう、使い道のないくらい沢山作ってあまっているプルトニウム。再処理のめどが立たないのに。
そのプルトニウムを原発でつかおうとする「プルサーマル」の計画も見通しがたっていない。

本には、マインドコントロールとして、坂本龍一氏が語っているくだりがある。

 

「日本の電気の3分の1が原発」は、嘘。ピーク時は確かにそうかもしれないけれど、年間の平均にならしてみると、原発がなくてもやっていけるんです。~中略~原発がないと生きていけない、というのは
マインドコントロールです。「そこからは逃げられないんだぞ。」というマインドコントロール・・・・そこからまず変えていかないと。

そもそも、気に食わない電力会社のCM。
子供を使って、環境にやさしいとアピール。
>現在全国で稼動している商業用原発は54基。年間約1000トンの使用済み核燃料が発生する。これを再処理するときに極めて強い放射能を持つ廃液が出るが、この廃液をガラス原料とともに加工してガラス固体化にする。

それは、ロッカショの地中300メートルの深くに30年から50年貯蔵される。

おかしい。おかしい。
それが、止められないのは電力会社の経済に対する力のせいと・・・政治家の利害のせい?

サイトは、
http://stop-rokkasho.org/

投稿者 pianocraft : 2008年01月15日 23:40

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劇場で映画を見る、、年に一回あるか無いかのだいまつです。そんな私が、今日映画を見 [続きを読む]

トラックバック時刻: 2008年06月24日 20:59

コメント

こんばんは。温暖化がこう大きくとりあげられている時に,原子力発電が,いいもののように語られてしまうこと,これがこわいですね。原発がなくともやっていける暮らしの具体的なイメージを作れたらいいなと思います。オール電化のマンションの宣伝など,もってのほか。わたしもこの本を読んで見たいと思います。

投稿者 KATEK : 2008年01月16日 18:40

KATEKさん、こんにちは。
この問題には、私たちの生活が深く関わっていることがとても大事です。原発の影響下に住む地域の人々のことをちっともわかっていない。わたしもでしたが。

オール電化も嫌ですね。何でも手段をいろいろに分散しておいたほうがいいですよね。一極化して、電気だけ・・とかにしてしまうと、一つの問題で身動きできなくなることもあります。

投稿者 pianocraft : 2008年01月17日 17:00

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