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2010年09月10日

八重山のキラキラした高校生

NHK BS2で今夜放送された、「熱中スタジアム」を観た。
番組内容は、HPに詳しくUPされている。
とてもすてきな内容だった。

八重山農林水産高校の子供達。郷土芸能部では、民謡を踊り、三線を弾くのが好きで好きで仕方ない。

石垣島にある、この高校生達の生活は、部活だからではなく民謡が生活に密着している。部活が終った帰り道、お父さんを見つける子。ハーリー(伝統的な祭り)の準備をしている姿。八重山は歌の島ともいうが、祭りもまた多い。

そんな生活は、私の日常にはなく・・。やっぱり、ぐっと惹きつけられる。
高校生ってこんな顔してたっけ?意外な感じをもつくらい美しく、キラキラ輝いている。
若い彼らの張りのある、歌声も、合いの手の声もすばらしい。
三線がごはんより好きという、体格のいい男の子。

楽しい、観てる聞いてる人たちを喜ばせるためにやるんだという部長の言葉も本当の音楽のありようを考えさせられた。
人は、なぜ歌うのか。音楽はまず自分の中から生まれるものだと。

途中で、紹介される「ゆんた」を田んぼで歌っているシーンがいい。
労働歌である「ゆんた」。この歌が民謡のルーツになるようだ。
男性と女性、掛け合って仕事する。

黒人音楽で綿畑で生まれた「コールアンドレスポンス」を彷彿とさせる。
生活から歌は生まれる。

ラジオやCDやネットから流れる音楽だけが音楽ではない。

投稿者 pianocraft : 2010年09月10日 23:04

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