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2004年08月15日

本日の行動

tutenkaku.jpg
通天閣の夜

今日は終戦記念日。というムードもあまりなくTVはオリンピック放送とそれに負けじとぶつけるスペシャルなどで、ほとんど戦争がらみは放送がない。

今日で開催が終了になる世界報道写真展に行ってきた。受賞した写真なので、ショットに息を呑む。イラクだけでなく、世界の紛争地域に入って、ジャーナリストは一部分を切り取ってくる。辛い、痛々しい、残酷なまでも・・・・写真のコーナーから、現代人のそれも、紛争地域でない、性的嗜好の写真。街の、光り輝く、地下鉄の駅の・・・駅の美しい写真。
スポーツマンの写真。

この違いは、何なのだろう。一方で戦場があり、一方では文化退廃がある。経済的な格差、平和のあからさまな違い。自分は、どっちの側だ。

こっち側から、あっち側にどうすれば、釣り合いの取れる世界になるんだ!と心が絶叫していた。

写真展の最後に、池上さんのDVD「IRAQ WAR」がエンドレスで流されていた。20分ほどの作品だが、多くの人が最初から最後まで観ていた。心がゆれるが、静かで写真展をあとにするのに最適な作品であったと思う。

その後、堀江のシサム工房へ寄った。フェアトレードとアジア雑貨の店。アジアの貧しい生活を強いられている人々と日本の国を結ぶ、輸入という形の支援。単なる、アジア雑貨でなく、顔の見えるつきあいがある。アメリカ村を通って、いろんな人々の間を通り抜け、新世界へ。

新世界。なんて響きだろう。そこに行ったのは、新世界国際劇場という映画館に行くためだ。
通天閣のすぐそばにその映画館はあった。

大好きなヴィゴモーテンセンのロードショーを見逃してくやしい思いをしていたので、この劇場で上映されるとあり喜んでいたのだが・・・・

別に西成や新世界が怖いところとは思っていない。日雇いのおっちゃんたちが、安いお金で食べたり、おいしい串カツ屋がたくさんあったりで、どくとくの大阪のムードもまた、面白い。
だが、だが、だ。こんな私でさえ、ひるんだ。

新世界国際劇場の入り口には、おおくのピンク映画のポスターが張ってある。私が観にきたのは、「オーシャンオブファイアー」であり、「トロイ」と「クリムゾンリバー」の3本立てである。だが、ほとんどが、この劇場の地下にあるスクリーンで上映している、ピンク映画のポスターで、
外には見上げて眺めるおっちゃん有り、入場券は、入り口に券売機があり、そこで買うのだが、ピンク映画の券売機と並んでいる。

私が買っていると、横でにいちゃんが、地下劇場の方を買っていた。

それは、序の口だった。入ってビックリ、おっさんばっかりは承知の上だが、煙がもうもうしていて息が出来ない。(私は、たばこが苦手で、アレルギー性鼻炎もあり苦痛)もちろん、禁煙。の電気はついてるのだが。

仕方ない。口をハンカチでおおって、映画に集中しようと試みた。が、おっさんたちは、お菓子の袋はバリバリあける。ビールはシュぱっと、あちこちで抜いてる。その上、上映中であろうがなんであろうがお構いなしに、ドアから出入りする。それがうるさい。

無理やり集中した。だが、暗いなか、心細い。隣に座られないように、端に座る。でも、横に立ってる気配がすると、緊張する。あ~しんど。こんな経験は貴重だね。

そう映画は、ね。ヴィゴがでていたから見とれていたが、話のなかで1880年代とはいえ、アラブの人々の描き方が、ステレオタイプなのでは?あるいは、キャラが単純すぎではと思えるとこもあった。うーん、LORが良すぎたせいか。なんか、お話としては(実話だそうだ)物足りない。

というわけで、楽しい新世界体験でした。
もういっかいDVDでチェックしよ~っと。

投稿者 pianocraft : 2004年08月15日 21:56

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