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2004年12月18日

映画 テロリストは誰?

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テロリストは誰?

京都のメトロ大学の企画で、かねてから観たかった「テロリストは誰?」を観ることが出来た。

原題は、(第三世界に対する戦争ー僕がアメリカの外交政策について学んだこと) 。
十本のドキュメンタリーを2時間の映画に編集してある。
アメリカ合州国の、影の政府CIAが、いわゆる第3世界に対して自国の(というより自らの)利益に政府転覆やクーデターを仕掛けてきた数々の秘密活動について、真実を語っていくドキュメンタリーだ。

驚いた。次に胸が苦しくなり、アメリカという怪物に恐怖し、その次にはそれに追随する日本政府にも、似たような空気が流れている、今目前にある恐怖に変わっていった。

ビデオは少し年代がさかのぼる。数々の南米地域への侵攻、革命軍の養成(これはスクールオブアメリカズという恐るべき教育施設で行われた。)それに携わったCIA。政府の了承を得ないで活動できる特権。力。すべて欲しいものを手に入れるアメリカ。

この国はあまりにも巨大で、数々の虐殺の歴史は、ナチスのホロコーストを上回るのでは?と思う。今もイラクでその続きをやっている。

今も続いているからこそ、この映画で知ることは大きかった。アメリカのことばかり何故気にするんだ?と思われるかもしれないけれど、現に今、わたしたちは、自衛隊をイラクに送っている。アメリカの軍隊のために輸送している。アメリカのエゴイスティックな侵略の片棒を担いでいる。

信じられないような、衝撃だった。
この映画については、ソウルフラワーユニオンの中川敬さんも紹介しているので、御一読ください。

この映画は、すでにビデオになっており、グローバルピースキャンペーンでDVDと解説本突きで4000円で販売している。自主上映をおこなう方法を書いてあったり、知人に広めたり、話題を共有したいときには、有効な手段と思う。

もう一本、『911 ボーイングを捜せ』も、興味深いDVDである。アメリカがまた、一つ嫌いになった。嫌いになるだけではすませられない
恐怖の大国を多くの人が知るほうが良いと思うな。

断っておきたいが、アメリカ政府は大嫌いだが、個々の名前のあるアメリカ人を憎んでいるわけではない、それよりも、糾弾するビデオを作るという動きのあることにほっとする。
北朝鮮政府が嫌いだからといって、決して朝鮮の人々が嫌いというわけではないの同じように。気をつけて欲しい、なにもかも一緒くたにして、ストレスのはけ口のように、○○人というだけで、嫌がらせをしたり、不当逮捕したり、抑圧することは・・・・

また、一つ平和が遠くなる気がしてしまうが、どっこい、平和なんて創らなにゃ生れないものなのだから、あきらめてはいけないな。自分にも責任があるや。

以下続きへ

ドキュメンタリーに登場する。兵隊養成学校School of the Amaricasは、現存している。殺人マシーンに人間を改造する恐ろしいところで、卒業生が紛争地で一般の人間に対し残虐な行為を行うパーセンテージの非常に高い集団である。

その学校のある地域の人々が、ウォッチャー(となって学校を監視している。

暴力というのは、悲しいものだ。人間を捨てている。

投稿者 pianocraft : 2004年12月18日 00:46

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