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2005年03月19日

気になる映画

気になる映画がある。アカデミー賞をみていて、助演のノミネートをされていた「ホテル・ルワンダ」だ。

ルワンダのジェノサイドの中にあって、対立するフツ族〔虐殺する側)のホテルの支配人が危険をおかしてツチ族をかくまった、実話に基づくストーリーだ。これが、1994年の出来事だったと言う事を、忘れてしまう。

アフリカや南米や紛争が多発していた時に、国際情勢にピンと来てなかったわたしは、今になって、多くのことを学んでいる。94年、震災の一年前、サリン事件の一年前、11年目の今年。大事なことをちゃんと忘れずにいたい。

この、ルワンダ大虐殺に関しては、コチラの記事が詳しかった。
「隣人による殺戮の悲劇 94年にルワンダで起こった大量虐殺を読みなおす」というタイトルでかかれている。

同じツチとフツ、ルーツは同じ言語、でも、植民地化のためにどんどん互いを憎むようにしむけられていく。
人間というのは、故意に価値観を植え付けていく事で、差別意識を生み出していくということは、明らかだ。

以前、TVのドキュメンタリーで学校のクラスを半分にわけ、片方の半分を何の理由もなく、そのグループであるというだけで、もう片方が徹底的に差別する。という実験をしていた。残酷な実験で、子供達は、差別されることで、いわれのない劣等感をもつようになり、もう一方は、優越感をもつようなる。

人間とはなさけないものだと、思う。けれど、中には、強い心の持ち主もおり、「ホテル・ルワンダ」の支配人のように、人間の本質を見極めることができる人もいるのだ。

この映画の日本公開は、決まっていないらしい。是非、観たいものだ。そして、強いこころの持ち主に出会いたい。

投稿者 pianocraft : 2005年03月19日 23:20

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