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2005年11月30日

カプースチンを聴く 「青井彰 ピアノリサイタル2005」

昨夜は、カプースチンの曲が、日本のピアニストによって弾かれるというわけで、仲間と一緒に、大阪梅新のフェニックスホールへ出向いた。

青井さんという、ピアニストがどんな方は存じないが、何故カプースチンを弾きたいと思うのかわからない。
カプースチンの中でも、あんまりジャズっぽくない選曲で、演奏を堪能したという感じはしなかった。
どちらかというと、あってないかも・・・って感じかな。
それよりも、キャラクターの印象が強すぎて、本題と別のところで盛り上がってしまった!

わたしは、クラッシックのピアニストが自分のリサイタルで演奏するスタイルで、セロテープを張ってつなげた楽譜を用意した人をあまり知らない。譜めくりもいないので、時にはすばやく自分でページをめくる。
そういった所作や姿が、おもしろくて、このコンサートなかなかのものだった。

カプースチンの音は、結構あきない。古いジャズのストライド(しかしすごく速い)奏法が入ってきたり、ジャズが長年かかって変異してきた、新しさをとっぱらって、譜面に貼り付けてしまった人。
私の好みは、やはり、自由に音が動きまわるインプロビゼイションの世界だけど、聞いていて、厭きのこない、色んなメニューを出してくれる贅沢な、食事みたいな音楽だ。

この作曲家をいろんな人に演奏させたい知り合いがいる、おもしろい企画を考えてね。JAZZの土俵にもって来て、ジャズピアニストが弾くのを是非聴いてみたい。

おまけ。
一緒に行った仲間から「のだめカンタービレ」というコミックを借りた。全13巻のうち5巻まで、コンサートの帰りの電車で読み始めて、はまりました。
音大生の話なのだけれど・・・・・。はまる。音楽好きには、そそられるシーンがあるな。

投稿者 pianocraft : 2005年11月30日 00:20

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コメント

こんにちは。『のだめカンタービレ』が面白いと友達に教えてもらってそのままになっています。一冊だけブックオフでぱらぱら見たら,情報量が少ないかなぁなんて思ってそのままでした。でもおもしろいとのこと。何とか読んでみるチャンスを作りたいと思います。

投稿者 KATEK : 2005年12月03日 10:55

音大生などでかなり前からブームになっているらしいんですが。
わたしも、コミックに疎く知りませんでした。

わたしのピアノ教師の知り合いは、読んでいると曲が聞こえると表現しました。そんな感じ。
オススメしますよ。

投稿者 pianocraft : 2005年12月03日 14:56

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