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2006年06月26日

奇妙な病気

雑然とした書類仕事、ありがたいけれど多忙な本職。このせいで、ブログの更新はとどこおりがちだ。

この間、沖縄の「慰霊の日」も粛々と過ぎ、イラクでは自衛隊が撤退の準備を始めた。
自衛隊がイラクへ行き、日米の軍事同盟は強化され、着々と「敵を待つ国」になる日本。
そうそうW杯も見てたっけ。何故か、野球よりも愛国主義的でないサッカーは、チームがはっきり組織で成り立つ、パーツとしてしっかり動くというような野球と違って、個人技のウエイトの大きさ、個々の体力の強さ、など個人の「考え」「体」「技」が非常に重要だからか。

それだけは良かった。、スポーツイベントとをみてる不快さがなかった。君が代はたいがい聞かないしね。

ところで、そのような毎日で、疲れ気味の自分がぼんやり休んでいた今日。急に息子が帰ってきた。
「しんどい」と言うその顔をみて驚いた。
まぶたが赤くはれ上がり、むくんでいる。涙がとまらない、鼻水が出る、咳も。
おかしな顔をしてる。アレルギーか?と疑った。
熱を測り、脈をはかってと相方にいう。

「どうしたん?」「友人宅で食事した後すぐに、目がかゆくなり、息苦しくなった」こりゃ急性の食物アレルギーや。と判断。呼吸のことが、何よりも心配だった。
アナフィラキシーになってたら命取りだ。

心配で救急病院へ連れて行く。
診断は、やはり「何か」のアレルギー。アレルギーを押さえる点滴をしているあいだも、呼吸の状態に変化がないが、お医者さんが見に来てくれた。
この病院は、2歳で肺炎で入院して以来だ。
最近は、血液中の酸素の量を指先にはさむ機械で判るらしい。
それで、おちついているので呼吸には問題なさそうで、点滴後に帰宅した。

食品添加物に気をつけていても、体調によっては何があたるかわからない。
原因物質はわからないが、小麦か生いかか生ほたてか? 誰にもわからない。
アレルギーは親も持っているし、本人も花粉症が少しはある。
本当に、奇妙な状況だ。

息子の顔のはれは、ずいぶん時間がかかって、ましになっていった。
けれど、何らかの食物は注意しなければならないということは、これからずっとつづく。
人間は、あるいみタフだと思うけど。
からだが奇妙な反応をするせいで、随分生活はめんどくさい。
ひさびさに、心配した。健康のことでは、老親以外にわりと元気な我が家では、あまりない一日だった。

けれど、世の中には、本当に辛い戦いをしている人もいれば、望まない紛争地に生きる人もいる。

投稿者 pianocraft : 2006年06月26日 00:54

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コメント

息子さん,大変でしたね。もうだいぶよくなっていらっしゃるといいのですが・・・人間ってタフなようで,弱いもののようですから心配です。わたしも薬で熱を出し,からだじゅう腫れ上がってしまったことがあります。大変でした。pianocraftさんの疲れも,もしかしたら関係しているかもしれませんね。敏感な人は,家族のからだにシンクロしてしまうこともあるようですから。どうぞpianocraftさんもお大事になさってください。

投稿者 KATEK : 2006年06月26日 05:41

KATEKさん、ありがとうございます。
薬疹もびっくりしますね。私もピリン系がダメで、小さい時に薬疹がでて以来。
健康のことは、やはり気がかりですね。心と体と両方でささえあって人間はなんとかやっていってますから、一方がやられるともう一方は、やはり補おうとがんばってしまうんですね。ホント、タフなのかナイーブなのかわかりませんよね。

投稿者 pianocraft : 2006年06月26日 16:35

こんばんは。
アレルギーは発症するかどうかだけで、ほとんどの人にあるとか。それがいつ出てくるのかもわからない・・・。
漠然とした不安はありましたが、身近で(こう表現してもいいのかなぁ?)起こったことを知ると現実的に迫ってきます。

そういえばアレルギーではありませんが、生まれて初めて蕁麻疹が出たのは妊娠した時でした。
人の身体も心も本当に自分で御しきれないものですね。
息子さん、回復されて本当に良かったです。

投稿者 hana : 2006年06月26日 22:15

hanaさんありがとうございます。ブログでつながる人たちに励まされるってありがたいのですね。自分の周辺のことか書かないから・・・わからなかったのでした。

子供を育ててると、確かにいろいろ病気や怪我に悩ませれます。アレルギーは、私もあるので多少は覚悟はしてますが、怪我とかはやはり恐ろしい。娘の方も、交通事故の経験が2回もあってほんとにぞっとしました。
急に見知らぬ人から(たとえば救急隊員とか)電話があるなんて二度と嫌なことですね。

とりあえず、息子の顔は落ち着きました。気道がアレルギー反応をおこしちゃうと、呼吸困難におちいるのですね。急なときは、救急講習のように仰向けにさせ、あごを上げて気道確保が第一です。もしものときのことを聞いておきました。

投稿者 pianocraft : 2006年06月27日 00:16

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