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2007年11月10日

沖縄集団自決訴訟

大江健三郎さんの「沖縄ノート」記述にまつわる、集団自決訴訟が大阪地裁であった。

ウエブニュースでも、サンケイ系とリベラル系では全く記事の観点が違い、違和感を覚える。
「自決はとんでもない」と止めた一兵士がたとえいたとしても、沖縄県民の4人に一人が亡くなったという事実は変えられない。それが日本軍の責任でないはずがない。

ちょうど、昨日の夜は三線の練習をしていた。
習った民謡は、「屋嘉節 やかぶし」
1945年に作られた民謡だという。沖縄では毎日いくつもの民謡が生まれ、あるものは消え、あるものは歌い継がれる。どんな辛いときにも沖縄には歌がある。

屋嘉節の歌詞と、バックグラウンドは、「島唄まじめな研究」ブログに非常に詳しい。

この唄は、戦後の捕虜収容所で歌われたという。
そのときに手にしていたのが、空き缶でつくった「かんから三線」
パラシュートの糸を弦がわりにしたといわれる。

沖縄の唄を教えてもらうと、歌詞の「ウチナーグチ」の意味から考えていかなければならない。
私たちと違う言葉の中に織り込まれた内容は、時に甘い恋歌であり、時に辛い戦争の記憶だ。
まだまだ、癒えない沖縄。
さらに、米軍の駐留で戦争と隣り合わせ。

島唄は、沖縄の人の気持ちを載せてまだまだ、作り続けていかれるだろう。

投稿者 pianocraft : 2007年11月10日 23:17

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コメント

こんばんは。
先日、久しぶりに高校の国語の教師をしている友人に会いました。
何かと機会を見つけて沖縄の歌を、生徒たちの前で、あるいは生徒たちといっしょに歌っているそうです。
(かんから三線をひきながら)
「いいなぁ~」と、その話に聴きほれました。
人として、教師として子どもたちに伝えたいものを、歌や楽器に託す・・・。
先生という職業、そのような先生に教えられる生徒たち、あるいは沖縄に歌があること・・・、いろいろなことが「いいなぁ」です。
私は歌ったり楽器を扱ったりは全部苦手なので、実はpianocraftさんにも「いいなぁ」を感じています。

投稿者 りん : 2007年11月11日 23:04

りんさん。こんばんは。
三線は、手軽に始めることができる楽器ですよ。
歌が中心なので、伴奏楽器である三線はテクニック的には早くから形になります。

是非、手にとって見てください。
歌というものには、教えられることが多いです。
人は何故歌うか?ですね。

投稿者 pianocraft : 2007年11月12日 20:54

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