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2008年04月14日

大西巨人と言う人

昨夜、ETV特集をご覧になった方はいただろうか?
「神聖喜劇ふたたび~作家 大西巨人の闘い」と題された回であった。思わず見入った。
神聖喜劇」の朗読劇を織り交ぜながら、戦争での不条理な体験について語っている。

この本を私は読んでいない。けれど、きっと明日には手にしていると思う。
漫画版も賞をとっていて、そちらも魅力的だが・・・。

大西巨人さんの公式HPは 大西巨人 巨人館 http://www.asahi-net.or.jp/~HH5Y-SZK/onishi/kyojin.htm

この番組の紹介文にこのようなところがある。

俳優の西島秀俊も「神聖喜劇」に魅せられたひとりだ。70年近く前の軍隊での出来事に、今とつながるものを感じたという。 大西は現在91歳。埼玉県さいたま市に妻とふたりで暮らしている。この3月には、みずからの原点とも言える場所・対馬を再訪した。創作意欲は衰えることなく、今も新たな小説に取り組んでいる。

朗読劇の主人公「東堂」も演じた俳優の西島さんは、大西に問う。
今の仕事の現場では、表現を制限されることがある、演じるもの、表現者として規制されていくことを強く感じるというのだ。これに対し大西さんは、この今の空気は、満州事変の前に良く似ているという。
自主規制を自主規制と思わなくなるように、何かに巻き込まれていく空気に対して、自分の考えをもって生きていくことが大切だというようなことをおっしゃていたように思う。

巻き込まれずに、立ち止まって考えよう。と思い続ける。

投稿者 pianocraft : 2008年04月14日 21:44

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コメント

見ましたよ。といっても気づくのが遅く途中から。
原作は、私には難解で相変わらず手が出せそうもありません。漫画の方も読み込めていたかどうか・・・。まずはきちんと読み直すことをしようと思いました。
この番組を見て、思うことはさまざまあったのですが、そのひとつに【戦争を生き抜いてこられた方々は「宝物」】ということがありました。
身近なお年寄りからも、大西巨人さんのような知識人の方からも学ぶべきこと、出来る限り受け継いでいかなければならないことはたくさんあるようです。
(また新たに、「後期高齢者医療制度」にも怒りが湧いてきます。)

投稿者 りん : 2008年04月15日 21:23

りんさん、こんにちは。
実はこの本、梅田の本屋さん2ヶ所では、どちらも手に入りませんでした。ネット書店に頼ります。
独特で、難解な文といわれてますが、りんさんが手を出せそうもないなんて・・。手ごわいな。

大西さんのような年齢の方が発言される重みというのをひしひし感じます。以前、日高六郎さんの講演を聴いたときもそうでした。栄養ドリンクを飲ませられながら、講演を続けているという使命感。私たちはきちんと受け取る責任がありますね。

投稿者 pianocraft : 2008年04月16日 14:13

こんばんは。わたしも見ました。大西さんの闘い方とか,今のとらえかたはズシンときました。西島さんのあの迷い,よかったですね。あぁいう迷いが大事にされる世の中であってほしいです。ますます,西島さんのこと好きになりました。本は2・3年前に刷りなおした文庫が出ていたんですよね。買おうか迷ってやめましたが・・・本屋さんでおいてあるところはありそうです。

投稿者 KATEK : 2008年04月16日 20:37

KATEKさん、こんばんは。
迷いますよね。読むのに。でもちょっと持っておきたいので注文しました。読めるときに読んでおこうと思ったりして。

西嶋さんの言葉は新鮮でもありました。映画でも音楽でも何でも、表現者ができることというのがあります。私も多くの映画から、実際に映像を観て自分の身に近づけるということを行ってきたように思います。表現者に自由がないといけないですね。

投稿者 pianocraft : 2008年04月17日 23:11

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