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2005年02月21日

二胡は難しい!

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賈鵬芳(ジャーパンファン)ベストアルバム「二胡Ⅱ LOVERS」

実は、テジョンは賈鵬芳先生の弟子である。最近では、映画「Lovers」でもつかわれた二胡奏者で、日本では、かずかずの仕事をしている。たいへんな先生なのだ。

今日はお弟子さん約120名の発表会であった。これを前半だけ聞かせていただいた。
二胡は、日本でブームなって世に知られたのが新しい楽器の一つだがブームになって、今は女子12楽坊のおかげで、ようやく、一般の人にもわかってもらいやすい楽器となった。

でも、これは難物だ。ピアノのように固定音楽器では、悩む事がない、ピッチ取りがたいへん難しい。バイオリンやチェロだってそうじゃない?といわれれば、そうなのだが、この楽器が西洋の楽器と大きく違う点は、
弦を指板に押し付けてピッチをつくる西洋楽器に対し、二胡は、弦はつねに浮いているのだ。ちょっと圧の掛け方が違えば、ピッチは変わる。

これを、ブームによって大勢の中高年層も含む人々が初めて手にする。調律師のテジョンだって、音つくりのプロなのに、二胡のピッチをコントロールするのは至難の業だ。そして、発表会では、主に5人以上のグループで演奏し、中には、果敢にソロをする人もいるといった様子だった。

ようするに大勢で演奏する方がピッチのばらつきは、おとの幅となり、違和感を吸収しやすい。しかし、大変そうだね。いっそ、元気に、開き直って明るく、演奏すればもっと、聞くほうも気楽に楽しめたかもしれない。
でも、たいへんな検討振りだった。大人が必死になる姿は、嫌いじゃない。みなさんお疲れさま~!!!

ブルースギタリストが、なんかフレーズがえらくフラットしていて気になるときがあるけど、それは、モード的な問題かね?ブルースギタリストがいたら教えてください。

それはともかく、賈鵬芳先生が白いスーツで初めにあいさつしたとき、ジョンレノンみたく、背が高く、なかなかイケておりました。

賈鵬芳ホームページに、詳しいプロフィール、ディスコグラフィーが有ります。
アドレスは、http://www.jiapengfang.com/jindex.html

投稿者 pianocraft : 2005年02月21日 00:05

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