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2005年09月03日

ご近所ネット~JAZZ LIVE!~

jazz9.3.jpg
喫茶店「耕」にて

今日は、おやこ劇場のイベントで調律をさせていただいた。ピアノクラフトワークのご近所である。
東淀川区の喫茶店「耕」さんで行われた、JAZZライブがそのイベントであった。ただし、このLIVEは、大人のためのライブではない。もちろん大人楽しむのであるが、観客の半分は小学生から幼児までの子供達である。

おやこ劇場といえば、生の舞台をこどもに見せよう・・という活動だ。ただし、今回は、ちいさいスペースで目の前の楽器から音が鳴る。ことの他、大きい音を感じるのではないだろうか?と思いつつ。どんな表情でJAZZを体験するのか、楽しみだった。

スタンダードで大人にはおなじみの曲が演奏されていく。けれど、子供にとっては、どうだろう?初めは、興味津々、サックスから、大きなウッドベースから聞こえる音は不思議な音だったのではないだろうか?

わたしにとっても、ウッドベースの弦をはじく音が鮮明に聞こえる距離で、JAZZの演奏を聞くのは久方ぶりだった。(アコギのコードを移し変えるときの、弦をこする音とか、太いベース弦を指がすべる音とか大好き~、レコーディングで聞こえると嬉しくなる。それこそが生の楽器の音だからね。)

まあ、それは子供達にはどうでもいいことかもしれないが、中盤になると、大人も子供もアルファー波がでてきて、うっとり、というか、うとうとする人が増えてくる。気持ちよさそうだ。眠くなるのは、別にかまわないと思う。

上等な音環境で、皮膚から音楽が染み込んでくる・・・そんな体験は、こども本人が良かったと思おうが思わなかろうが、良いのではないかしら?
わたしも、子供がちいさいころ、万博公園の野外JAZZフェスティバル「ライブアンダーザスカイ」に連れて行った。マイルス・デイビスがステージをうろついて、トランペットを吹く姿もよく覚えている。もっとも子供は覚えてないけれどね。

ご近所で音楽を、広げようというのは賛成。街のあちこちに音楽が鳴っている、そんなシーズンがこの大阪の小さい街のなかにあってもいい。
ミネアポリスに夏行った時のことを思い出す。街角で、公演で、オーケストラや小さいグループが音楽フェスティバルのシーズンは生演奏をしている。もちろん、コンサートホールでもね。夕暮れの涼しい時間(もっともミネアポリスの夏の日没は夜9時ころ)、音楽に満たされるっていい感じだった。

音楽が身近なようで身近でない。それは、生の演奏が身近でないことを表す。これは、さびしいことだ。

投稿者 pianocraft : 2005年09月03日 22:34

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コメント

管理人さん JAZZ LIVEでのピアノの調律ありがとうございました。テナーサックスのすっちゃんが、いい仕事でしたと 感心されていましたヨ。 楽しい時間を盛り上げていただき感謝します。 子供達もピアノがいい!とかサックスがカッコイイ!とかそれぞれの小さな心に響いていたみたいです。 すっちゃんから打上げにも呼んでいただき、ベース、飛び入りのバイオリンの方々からも、子供が多く初めはとまっどったけど、とても楽しかったとお礼言われました。 また感激!!
 是非またこのような機会をつくろうと 美味しいビールを堪能しました。今度は管理人さんもいっしょにね。本当にありがとうございました。 

投稿者 アントン : 2005年09月05日 10:20

アントンさん。サンキュ-です。音楽は本当に生で聞くのが良い!
もちろん、生活の中でいろんな音を選んで、自分の気分をコントロールするのにも必要なのですが、音の圧力。音圧を音波を感じる事ができるって、幸せですよ~。

実は記事にする予定ですが、昨日、内モンゴルの馬頭琴演奏家と歌手と一緒に飲んで、食事してもりあがってたのですが、歌い手の女性の声がすごかったのです!

ガラスが共振で割れるような声。鼓膜がじかに振動しているのがわかる、ハイトーンの声で感動しました。

また、音楽であそびましょう。

投稿者 pianocraft : 2005年09月05日 21:45

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