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2005年11月07日

劣化ウラン弾 廃絶のためにどうする?

http://www.cadu-jp.org/reports/report051107.html11.5.gif
KISS FM KOBEからみた港。(FM出演記念!!)

11月5日大阪生涯学習センターでウラン兵器の影響を受けた元帰還兵、ジェラルド・マシューさんと奥さんの講演集会へ行った。

マシューさんについての詳細は、劣化ウラン弾廃絶の運動をしているグループが紹介をしているので、そちらを記しておきます。
ICBUW「ウラン兵器禁止を求める国際連合」http://www.bandepleteduranium.org/index.php
核廃絶をめざすヒロシマの会 http://e-hanwa.org/
劣化ウラン弾廃絶キャンペーン http://www.cadu-jp.org/contents.html

わたしのように、ふらっと一人で運動体に属していないものが、講演集会なるものに現れるのは、まわりをみわたしても少ないに違いないが、なぜ、足を運ぼうと思ったのかといえば、やはり、マスメディアやインターネットの記事やメールで、この話に触れるのと、実際に本人から聞くのでは、同じ話でも状況を想像する度合いが違うと思うからだ。どんなことをこの人は体験したんだろう、その言葉のニュアンスは、乏しい英語力でも聞き取ることができるときが有る。

ウラン弾の被爆を疑ったのは、体調不良(常に悩まされる頭痛とかいろいろ)と生まれてきた子供の片手の指の欠損障害だった。尿検査でウランが検出されたのだが、アメリカ政府は、因果関係を認めない。
そのために訴訟を起こす準備をしている。とても厳しい戦いをはじめようとしている。
彼が、日本に来たことで、広島、長崎を訪問して学んだことも多いと思う。被爆国であるがゆえに、核廃絶に大きな望みをもっているこの国の人々に何か支援できる事があるのではないかと思う。

参加している、団体の人たちは、それぞれ、自分の活動の中で専門性の高い研究を調査しておられる。
では、私のような個人は何ができるか?というと、こうしてちくちく、書くことと、あとは、人前で手作り楽器なんかでパフォーマンスするときに、こんなことがあるよ。と伝えることができればいいと思う。
いかに、運動している人たちが、その問題について専門性が高くても、多くの一般の人の共感を得られなければ、動きはない。

自民党の改憲案だって、一般の人がただしく理解しないと、えらいことになる。自分もその一人として、知る事に対して、今まで以上に気を使う。
何が正しい情報なのか?っていうのも、難しい。ほんと

東京での集会の様子が、「劣化ウラン廃絶キャンペーン」のサイトでくわしく報告されています。
HPはコチラ

投稿者 pianocraft : 2005年11月07日 00:06

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コメント

おはようございます。いろいろな情報を得るとそれをどう自分に結び付けていけるのか,いつも悩んでしまいます。でも,pianokraftさんのおっしゃるとおり,共感ができるような,自分の言葉で言えることを,自分の現場でやっていくしかないという結論にいつも達します。自分の無力さをかみ締めながら。
ところでネヴィル,聴きました。とってもいい音楽でした。希望とかやさしさとか力強さとか。ほかの曲も聴きたくなりますね。

投稿者 KATEK : 2005年11月08日 06:17

今は、情報を欲しいと思うと、インターネットで手に入ることも多くなりました、その情報を知ってどうするか?

これが難しい。ですね~

投稿者 pianocraft : 2005年11月08日 22:56

こんばんは。
そもそも「パンドラの箱」ではないですけれど、ウランが世に出た事が良かったかどうか・・・。
先住民はその生きる知恵と言い伝えから、大地の中に留めて置くものとの認識があったとか。

つい利権ということばが浮かびますが、平和利用でも軍事利用でもウランは危険すぎてとても人の手に負えない代物のような気がします。

それでも世に出てしまったからには、人の手で何とかするしかないのですものね。

投稿者 hana : 2005年11月11日 18:02

hanaさん、コメント有難うございます。

ウランそのものは、自然のものでしたね。
人間はいつも、自然のものを利用して、自分達のつごうの良いように使いますが、こんな大変なシロモノを人間の力でコントロールするなんて、どだい無理だったのかもしれません。

でも、hanaさんの言われるように、人の手で何とかする。そのために大変な努力がいりそうです。

投稿者 pianocraft : 2005年11月11日 23:41

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