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2006年02月08日

救霊会館賛美

大阪の西成、労働者の街。そこに救霊会館というキリスト教会がある。今日はそこで、韓国からきた教会の青年達と共に日韓友好賛美礼拝というのがあり、ハーレムJPクアイアの一員として参加した。

ここで聞いてくれる人たちは、多くはここのおっちゃん、おばちゃんたちだ、昨年も一度歌わせてもらう機会があったが、そのときはコンサート終了後に食事サービスがあったので、「アンコール?」「もうええ、もうええ」てな感じで、はやく飯にありつきたい一心のおっちゃんも何人もいた。あたりまえである。歌ではおなか一杯にならないからな。
今日は、韓国のチームも賛美し、わたしたちも歌ったけれど、寒い中教会は少しは居心地のいい居場所だったのかもしれないなと思った。

先日、大阪では大阪城公園と靱公園でホームレスのブルーテントの強制撤去があった。その前に丁度、公園に住民登録をしようとしたホームレスの人がそれを拒否した北区に裁判で勝った事例があったり、ホームレス対策はもっと新しい局面も考えなくてはいけないように思う。公園から追い出された人たちは、まわりの公園にいったり、病院に入院したり、すこし遠くへ移動しただけだ。
それぞれの事情も、意欲も違いすぎる。そこをすくい上げるのは、難しい問題かもしれない。自立に向けた支援も単純ではないだろう。
けれど、追い払っても解決しない。ここ大阪はほんとに豊かではない場所だ。人もお金も。経済格差のひずみがうんと凝縮してる。

こんな日に、ニュースの一番の話題は、一人の女の腹の中の子どもを大勢の他人が心配してるというヤツだ。大きなお世話だ。天皇の継承者?彼らは国に幽閉された一族だ。いっそ解放運動なんてどうかな?

投稿者 pianocraft : 2006年02月08日 23:57

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コメント

特にテレビニュースが,取り上げるニュースの価値の順位を,間違えているとしか思えません。国民つまりわたし達から目に見えるところをどんどん狭めて,視野狭窄にさせるつもりでしょう。人一人の命がどういうものか,私自身敏感にならなければ。「棄民」とされていく人たちが増えていく現実を知らなくては。pianocraftさんの情報はわたしにとって大事なソースのひとつです。ところで今日,ソールフラワーの『満月の夕』のCDが届きました。目をつぶってききました。

投稿者 KATEK : 2006年02月09日 18:19

こんにちは。
ホームレスの方たちのこと、本当にむつかしいです。実態がよくわかりません。釜ヶ崎のまち再生フォーラム事務局長のありむら潜さん(『釜やん』の漫画の作者)が書かれているのですが、野宿からアパートに入る為の行政による敷金支給も現在実施されているそうです。日常生活自立や社会生活自立ができる条件のある人は、その流れになっているそうです。
そういえば、アパートに入り生活保護を受ける人をあてこんで元ホームレス対象のアパート経営が増えたと何かで読みました。
それでもホームレスの人たちは減っているようには思えません。
仰るようにそれぞれの事情も複雑、意欲もさまざまということでしょう。
何にも縛られない(物にも)生き方にフと羨望を覚えることもありますね。

それとあの"御懐妊報道"には怒り心頭です。
報道の無節操さ。街頭インタビューでは「おめでとう!」何て気がいいのでしょう。おめでとう、それはわかります。でも満足な医療が受けられない人がたくさんいるのに、この妊娠に医師が6人もつくなんて、余りに不公平です。
制度はともかく今の皇室の人に特に悪感情はなかったのですが、この時期に(制度変更とか心を病んでいる人がいるとか)に何で!とたいそうムカツイテいます。
あ、すいません。自分のブログでもないのにちょっと過激でした・・・。

投稿者 hana : 2006年02月10日 13:16

KATEKさんへ
そうそうニュースの順番。TVニュースが始ったとたんに、この「懐妊」報道。気持ちがなえて、TVを消してしまいました。
守られる命と奪われる命が初めからあるのでしょうか?人間はおかしな反応をするものです。同じ命なのに。
「満月の夕」を手に入れられたのですね。泣きそうになるんです。でも力強く、生きろと応援もされる。素敵な歌です。

投稿者 pianocraft : 2006年02月10日 22:33

hanaさんへ
怒り心頭。同感。医師不足、薬不足でたった今も子どもの命が絶たれているというのに、本当に人間て想像力が乏しい。想像力というのは、自分で「ぼやっ」と思うものでなくて、かなり積極的に意識して考える力だと思うのですよね。

ホームレスの問題も深刻です。生活保護を受ける人も増えています。年金より支給額は高いというのもヘンなのですが、お年寄りの生活も困窮している人が増えてるっていうのが、朝日新聞で連載している「分裂にっぽん」というので取り上げられていました。
弱者切り捨て。いずれは私も捨て去られる口だな。

投稿者 pianocraft : 2006年02月10日 22:45

hanaさんのブログから飛んできました。エクサです。こんにちは。
モノ、カネが溢れ、そして心は貧しい。今の日本。
格差社会を、国会答弁で公に「公認」する首相。
確かに自由主義経済だから、働いたらそれだけの対価を得るのは間違ってはいないでしょう。
しかし、そんなに簡単に片付けられる程、この国の経済は正常じゃない。病んでいるといえるでしょう。
共産主義が世界的に崩壊傾向にある中、市場経済原理主義も、実は行き詰まりを呈している。
私たちは、第3の道を歩んでゆかなければならないのでは?
私の通う教会の牧師の今年の念頭の説教は「別の道を通って」でした。
モノ、カネより大切な事、それは心。
別にこの国がクリスチャンの国になれば良いとは思い上がりませんが、
少なくても、心を大事にし、お金の使い道(税金)に、魂をこめるくらいの政治家が誕生して欲しいです。

あと、私は皇室報道に違和感を覚えます。生まれたばかりの赤ん坊に「様」をつけたりする。愛子さまとかね。
まあ、どんな命も大切な命だから「おめでた」は喜ばしいけど、人の命が平等じゃない所には違和感を覚えます。

投稿者 エクサbyShin-Takahashi : 2006年02月11日 01:28

エクサさんコメント有難うございます。
本当に、国は「格差容認」です。自己責任を言い訳に切捨てを行っているという感じです。
ホント「心」を感じられませんね。
>魂をこめるくらいの政治家が誕生して欲しいです。
その通りですね。お金でしか動かない政治家はもういらん。

ところで私は、クリスチャンではないのですが、「とりなしの祈り」はいいなと思います。他人のために祈るというのが。
ゴスペルを通していろいろな人に出会えることは素敵なことです。
また、HP遊びにいきます。

投稿者 pianocraft : 2006年02月12日 17:09

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